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MATRIX/Anomaly
官能リレー小説 - 二次創作

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MATRIX/Anomaly 5

瑠美はヤクザといわゆるキメセクされて、途中から記憶がない。ヤクザはその間の様子をビデオで撮影していて脱力しきった瑠美に見せた。
瑠美はヤクザの前でオナニーをしてみせていた。そのあとで、ローターを入れられて気絶するまでが記録されていた。
シャブはその日だけしか与えられなかった。別の日に脅されて呼び出され、他の女たちがいるホテルの部屋でレズプレイを強要された。
ヤクザはシャブを打ってそれをながめながら酒を飲んで高笑いしていた。
瑠美が手錠と目隠しをされ、女性二人がかりでいかされる姿を一緒にいた若い男が撮影していた。
撮影しながら下半身丸出しで性器を自分でしごいていま舎弟らしい若い男が、撮影を終えると襲いかかるように瑠美を犯した。
ヤクザにデリヘル嬢をやれと命令された。瑠美は家出した。今は古いアパートに他のデリヘル嬢たちと相部屋にされて飼われている。
「時間を延長する。ヤクザに一晩いくらか聞いてみてくれないか」
瑠美はヤクザから渡されている携帯電話で連絡を取る。
「……はい、わかりました。伝えます」
二十五万と瑠美は俺に言った。
「本当はいくらだ?」
俺に言われて「本当はね、二十万。五万円払うと、休みが一日買えるの」と瑠美が言った。
「キメセクされても平気なぐらいやってやる。金も払うけど、そのあと今のまま飼われるか、命がけで逃げるか決めろ」と俺は言って瑠美にキスをした。
瑠美はヤクザから逃げると思っているようだが、ヤクザよりもしつこいエージェントスミスから逃げることになるだろう。瑠美を「この世界はニセモノだ」と教えてこの世界から逃がす。
瑠美が侵入者としてヤクザに復讐するか、俺に惚れて会うために戻ってくるか。
それは俺にもわからない。
ラファエラは俺とセックスして逃げ切った。俺にも何か少しぐらい世界を支配するシステムの裏をかけるのではないかと試してみたくなったのだ。
瑠美の姿が消えるまで、俺は下腹を瑠美の尻にぶつけてパンパンパン、と這いつくばった瑠美をバックで犯してやった。
「はふうぅぅっ、あぁ、イッてるのにぃ、あひぃ、あああぁっっ、もぅダメぇ!」
俺は瑠美の愛液だけでなく失禁してしまって蕩けきっていても、かまわずに限界を越えさせるために容赦なく激しくピストン運動を繰り返す。
快感の限界を越えると、女たちは俺の前から姿を消す。エージェントスミスは消去するが、俺は強制的にこの世界から退去させるといえばわかりやすい。
ラファエラは強制的に退去するつもりだったが、失敗してしまった。
「じゃあな、瑠美……」
俺が射精の快感に目を閉じて全身を震わせて、瑠美の膣内に精液を放ち終えた時、瑠美の姿は消えていた。
瑠美の汚したはずベットの小水も臭いすら残さず消えている。服や持ち物も全て消えた。
残念なのは瑠美はエージェントスミスに消去されたわけではないので、ヤクザは瑠美の記憶が残っていることである。
侵入者以外でも、この世界からセックスすること強制退去できることがわかった。
俺はシャワーを浴びると精算を済ませて外に出た。ラブホテルの駐車場にワゴン車が停車している。
デリヘル嬢の送迎車らしい。
俺はそのそばを煙草をふかしながら通りすぎる。
神隠しは、俺の他にも昔から強制退去させる力がある者がいて仮想現実の世界から追放したのかもしれない。鬼や天狗にさらわれたという言い伝えでは、神隠しにあった者が何年もたって同じ姿で現れることがあると言われる。おそらく侵入者として戻ってきたのだろう。

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