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僕と彼女と淫乱獣〈明久ハーレム小説〉
官能リレー小説 - 二次創作

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僕と彼女と淫乱獣〈明久ハーレム小説〉 3

「ち、ちょっとアキ?ウチ、泥棒はそれだけのバリケードを壊せないと思うの…。」
「えー?そうかなぁ……?じゃあこれでいいか……」
傘6本を支柱に、週刊誌(ゴツイ)を19冊、植木2本。それを瞬間接着剤でガッチガチに固めるぐらいで…?
「す、すごいですね……?」
「ははは、姫路さん、お世辞はいらないよ」
よく考えれば非常識だなこのバリケード。
「じゃあ、どの教科をするのよ?」
「んー…じゃあまずは……」
ここでいきなり保体の実技だとか言ったらモロ密室殺人事件だ。
「古典かなっ」
「古典苦手なんですか?」
机に手をつき、身を乗り出す姫路さん。
ね、狙ってるのか……!?
あざといっ!!
あざとすぎるよ!?
「み、瑞希!?いろいろアウトよそれっ!!」
美波が顔を真っ赤にして言った。
うう、僕の理性………
耐えるんだぞ……
「あっ、そ、そうですね、アハハ……/////」
本人も気付いたら恥ずかしかったらしい。
「………まったく、アキったら。……うう、女は胸じゃないのに……」
「みっ、美波ちゃん!?どうしたんですか!!?」
「うるさいわね!勝ち組にウチの気持ちは分からないわよーっ!」
「な、何のことですか?!」
とにかく、話を逸らさないとマズイ。
「僕、古典は苦手というか嫌いなんだよね……あははっ」
「ウチ、古典はサッッッパリ分からないのよ……。それじゃダメって分かってても、ね………」
美波が机に突っ伏した。
『それじゃ駄目なんだ』って思えるのが偉いよ。
僕は勉強自体諦めかけてるから…
ピンポーン
「………敢えて無視してみよう。」
秀吉か、雄二か。
後者なら、僕は居ないフリをする。
「皆、静かにね」
と、呼びかける。
二人は素直に聞いてくれた。
ピンポンピンポンピンポン…
「おい明久、テメェ居るんだろ出てこい」
わざわざ電話してきた雄二がキレかかってる。
仕方ない……ここは僕が動かねば。
親機の、あるボタンに手を伸ばす……
『お名前をお願いします』
「あぁ?坂本雄二だ。とっとと開けろ」
うん、霧島さんは居ないみたいだ。
良かった良かった。
おかげで、安心してボタンを押せる!
ピッ
ボタンを押すと、機械的な声が流れる。
『この電話をお繋ぎする事は出来ません』
ブツッ
これで電話は切れた。
さて、電話する所は一つ。
急いで番号を押す。
「もしもし、警察ですか?」


「テメェふざけんな明久ぁあぁあああ!!!!」
バァァアアン
扉を蹴り開けたばかりでなく、そのまま即席のバリケードも蹴り飛ばした。
「ア、アキ!?何があったのよ!!」
「明久君っ!!?どうしたんですかぁ!!!?」
「相変わらずじゃのう………。」
「……………!!」
カシャカシャカシャカシャ
何だ、秀吉とムッツリーニもいたのか。
ムッツリーニがシャッターを切る音だけが響く部屋。
「忘れ物をしてしまいました………あら?」
最悪のタイミングで、姉さんがやって来たのだった。
これはヤバい!
急いで雄二と目で会話する。

(とりあえず僕の話にあわせて!)

(押し掛けたのはこっちだからな……。しょうがねぇ)

「あのね、姉さん。この三人は古典の勉強をするために来てもらったんだ!」

「二人来てもらうだけでも勉強効率が落ちるのにさらに三人増やすなんて…」

「えっと、お姉さん。いつも明久君にはお世話になってます。」

ナイス!雄二!!いつものクズっぷりがウソみたいだ。

「特にこの秀吉はすごいんだ!
古典の成績がとってもいいんだよ」

「姉さんに聞けばいいじゃないですか!!」

「姉さんは古典だけは苦手じゃないか!」

「くっ!?……それはそうですね。
わかりました、許します」

やったあ!!

「私もなにを聞かれても答えられるようにならないと、アキ君を取られてしまいますね…」

取られるって…

「僕は誰のもnふっ!…んふぁっ!?げほっ、姉さん!?な、なにをするのさ」

いきなりディープキスなんて…///

「お嫁に行けないようなチュウです。
アキ君は姉さんの物ですから♪」

「えっと…俺帰るわ、じゃあな、また月曜に!」

「俺も…帰る」

薄情者〜〜!!

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