僕と彼女と淫乱獣〈明久ハーレム小説〉 5
「あとね秀吉、僕男だよ?」
「んむ?明久は知らんのか?そういった表現をする事もあるのじゃぞ?」
へ〜、それは知らなかったなぁ……じゃなくて!
「何で秀吉がそんな事知ってんの?」
「姉上の『びーえる小説』なる物を読んでいての。」
B……L……!?
秀吉は潔白であって欲しかったよっ!!
「…なーんて、小説の件は嘘じゃぞ?」
「騙されたよドチクショォォォオオオ!!」
もう泣き叫びたい。
「それより、順番の話だけど…玲さんが四番、木下が三番でいいのよね?」
「ええ」 「ああ」
「私は一番がいいので、三番と四番はお二人に譲りますよ」
「奇遇ね、瑞希。うちも一番がいいなぁ、と思ってたのよ…」
二人の間に火花がちっちゃってるよ。
もしかして、この展開って……
「「アキ(久君)!どっちがいいか決めて(下さい)よ!!」
やっぱりこうなったか。
どうしたもんか……。
ていうか、何でこんな流れに…。
もうやだ、視界滲みそうだから……!
「ほらアキ、正直に言いなさいよ」
「溜めるほどにハードル上がっちゃいますよ?」
「何のハードルなの!?ねぇ!」
そこを問いただしたいよ!?
「ずっと黙ってるんなら、二人いっぺんにいきますよ?」
「アキ、それでもいいの?」
えっ!?正直、この二人に一緒に攻められたらもたないよ…。
でもどっちか一人を選ぶっていってもなぁ、どうしよう。
「それならこういうのはどうでしょうか?」
姉さん!?嫌な予感しかしないんだけど。
「日本には、『野球拳』と言うものがあるんだとか…。それで決着をつければ?」
野球拳ってあの…!?
じゃんけんをして負けた方が服を一枚づつ脱ぐと言う伝説の遊びのことだよね!!
「二人のエロい体が全部見れるんだよね!?いいんじゃないかな!!!(姉さんそんなことをいっちゃダメだよ。ふたりともはずかしがってるでしょっ!)」
「明久…本音と建前が逆になっておるぞ」
はっ!?つい……。