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魔堂戦記
官能リレー小説 - 戦争

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魔堂戦記 2

「・・・・・・・・・・・・・ま、可愛いのは確かだし。大体、俺って見知らぬ千人よりも愛する一人の方が大事なタイプだから。九尾は別にそんなに重く考えなくてもいいよ。っていうか、これからエッチしようってのにシリアス雰囲気はやめやめ。楽しく愛しくが俺のモットー」
お調子者のようにケタケタ笑うタケルに九尾も口元をほころばせる。
「初めて知ったぞ」
「だって今考えたんだから。ということでやろうやろう。青姦でいい?」
「こんな場所で高級宿などあるわけないだろ。ったくおぬしは莫迦じゃよ。本当に」
苦笑しながら九尾は尻尾から毛を一本抜き取り、息を噴きかける。毛は瞬時に絨毯のように広がった。
その上に寝そべるように横たわりながら九尾は妖艶に微笑む。
「ああ、そうだ。妾は今発情期じゃからな。いつもより多少荒いぞ」
「いつもより荒いってどんなんだよ。大体九尾ぐらいのレベルの妖怪に発情期ってのはないはずだろ?」
「正確には発情期を操作できるじゃ。まあ操作して停止させることも出来るのじゃが。ふふ、妾を発情させる男として名誉なことじゃぞ」
「本当か? まあいいけど」
タケルは外套を脱ぎ捨て上半身に来ていた黒いトレーナーを脱ぎ捨てる。現れたまだ成長しきってない男の体に九尾の瞳に淫蕩な光が宿る。
伸ばしてきた九尾の手でタケルは掴む。
「まずはキスだろ」
「ベタじゃな」
「ベタで結構。キスもしないセックスなんてしたくないね」
強気な笑みは奪うような九尾の濃厚な唇に喜悦へと変わる。唇を合わせるようなキスは、やがて互いの唾液を啜る濃厚な口づけへと変わり、舌を絡め合い相手を求める口内の愛撫へと変わるのに時間は掛らなかった。
「じゅる・・・はぁっ、はむっ・・・じゅるるっ」
「はっ、ん、なんか今日はすごく貪欲・・・だな。んっ」
「言ったじゃろ。さかって堪らん・・・れろ・・・のじゃ」
口付けの間に、二人の指先は互いの性器へと伸びる。
九尾の指先はいきり立つ肉棒へ、タケルの指先は黄金色の薄毛が映える秘唇と豊満な乳房へ。
「うっ」
豊満な乳房をもみあげた瞬間、タケルの口から快楽の呻き声が漏れる。
たわわに実った白い乳房は指先が埋まるほどに柔らかく、僅かな動きで淫らに形を変える。
まさに淫らな果実を思わせる淫蕩な胸であり、乳首をコリコリと指先で弄ぶ度に九尾の喘ぎ声が漏れる。

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