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世紀末を生きる女傭兵部隊
官能リレー小説 - 戦争

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世紀末を生きる女傭兵部隊 4

「じゃあさ、一緒にご飯食べない?」
「あらいいわね。じゃあ食堂で待っていて」

そう言うとシオンは車庫を後にした。

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ハーメルンがここを拠点にしたのには二つの理由がある。一つはこの辺りの汚染が少ない事が挙げられる。広場の真ん中にある噴水からは、この世界では貴重なきれいな水が湧き出ており土壌も他の所と比べて肥えていた。それ故にトウモロコシ等の作物を育てることができ、ある程度の自給自足ができていた。
そして二つ目は建物がしっかりと残っていた事だ。元々頑丈に作られたそれは月日が経ってもあまり風化せず所々錆び付いていたり欠けていたりはしたが雨風を凌げるには十分だった。
敷地の最奥にある大きな城もその一つだ。ここは戦前は従業員の詰所として機能していたようで、ロッカールームや休憩部屋といった施設が多数あった。
その中の一つ、おそらく事務室として使われていた場所に三名の女性がいた。
一人は褐色銀髪ショートヘアーのライカ、少しボロくなっているソファーに座りタンポポの根を焙煎したコーヒーもどきを飲んでいる。
一人は黒髪セミロングのシオン、直立不動で今回の戦果と戦利品の内容を報告していた。

「以上がレイダー撃滅作戦の結果です、モニカ隊長」
「えぇ、ご苦労様」

最後の一人はシオンの前、マット付きオフィスチェアに座りデスクに両足を掛けている水色ロングストレートヘアの女こそ女性傭兵ギルド『ハーメルン』の長、モニカである。その傍らには彼女の愛用武器である刀が立て掛けられていた。

「それにしてもあっさり片付いたのね。もう少し骨があるかと思ってたのに」
「いやいや、たかが数人程度のレイダー相手にパワーアーマーとミニガンはオーバーキル過ぎでしょ」

とツッコミを入れるライカに「そうかしら?」と首を傾げるモニカ。それを聞いてライカは相変わらず過保護だなぁと思っていた。

「それじゃあ部隊は解散、休んでいいわよ」
「はい!失礼します!」

シオンは踵を返すとそのまま部屋を出ていく。それを見送ったライカは空き缶を改造したマグカップをテーブルに置くと、モニカの方を向く。

「あいつ、大分戦士らしい面構えになったじゃない」
「……私は反対だったのよ。あの子には血生臭い所には行ってほしくないの」
「でも結局シオンの意思を尊重したんだろ?」
「そりゃそうだけど……あー、でもやっぱり心配になるー!」

さっきの気迫はどこへやらモニカは子供っぽい口調になると足を下ろして上半身をデスクに屈伏した。ライカはやれやれといった表情で立ち上がるとデスクにもたれ掛かる。

「ところでさ……あたしちょっと物足りなくて不完全燃焼なんだよね」

そのままモニカに近寄ると密着し身体のラインに手を沿わせる。顔は少し赤くなっており息づかいも荒い。

「ん……もう、仕方ないわね」

モニカはライカの方に顔を寄せると唇を重ねる。最初は軽いものから段々ディープへと変わっていく。口内で互いの舌が絡み合う。

「ん…じゅる…んん……んじゅるる…」
「んん…じゅるる…じゅるじゅる……んんぅ…」

モニカの白いシャツをめくるとたわわな乳房が顔を覗かせた。ライカは両の手でわしづかみにすると優しく揉みし抱く。

「ふぅ…ふぅう!……んん!ん…ん!」

摘ままれた乳首が固くなり、モニカの左手はライカの股の部分を擦る。しばらくして唇を離すとどちらのかわからない唾液が舌の間で橋をつくっていた。
モニカは椅子から滑るように降りるとライカの前でしゃがみこみ迷彩柄のズボンを下着ごと下げた。
すると股間には本来女性にはあるはずのない男性器が反りたった状態で現れた。

「相変わらず逞しいわね、あなたのって」

この世界には変異体(ミュータント)と呼ばれる人間がいる。彼らの祖先は放射能によって遺伝子が被爆した人類であり、そのほとんどは特異な体質を持つ。男性であるならば巨体化、ぺニスが二本になる。女性なら両性具有、巨乳化。他にも角や尻尾が生えていたり髪の色が異色であったりと様々である。
中には見た目は人間だが超人的な力を持つ者も存在する。

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