参謀ディオン・ファントスの一生 25
逆に夫が様付けで呼んだり妻に敬語を使ったりは、その妻を妻と認めてないと言う事になる。
慣れないディオンもそれに四苦八苦したが、今はなんとか慣れてきた。
そして、マクシアム亭本宅もようやく使い慣れてきた所である。
別宅の方は、今だにカルラ、エルミナ、イリーナが住んでいるが、ディオンとしても特に追い出すつもりも無い。
マリアンヌやクレアからは『3人も妻にしてしまえばいいです』なんて言われたりしたが、流石に現状6人は無理だろうと、この件に関しては笑って誤魔化すディオンであった。
「もう、数ヶ月経ったんだよね・・・」
玄関に入り、コートをメイドに渡しながらディオンがしみじみ思う。
数ヶ月前、盛大な結婚式が行われ、戦場以上の緊張感と恐怖を感じたのはもう記憶の中だ。
あの日、ベッドで畏まる3人の裸体を前に興奮と混乱の中にいたのも、今思えばいい思い出なのかもしれない。
見事な裸体を晒し、ディオンの前で畏まる3人。
「ディオン様、妻として頂き有難う御座います・・・これより妻として身を捧げ、死が分かつまでの愛と忠誠を誓います」
リディアがまず口上を述べる。
これも古来からの儀式のようなものだ。
それに続き、マリアンヌとクレアも同じ言葉を発する。
「リディア、マリアンヌ、クレア・・・妻として僕に仕え、家を支え、伽をよくし、子を成せ」
ディオンの言葉も古来よりの口上だが、緊張でちょっと声が震えた。
それでも股間は勃起させていたから、夫としては合格だろう。
その言葉で3人が股を恥じらいながら開く。
まず目が行ったのは淡い赤毛に覆われたピンクの割れ目。
赤毛はオルタンス人に比較的多い髪色で、次に多いのがクレアやリディアのような明るい栗色だった。
ディオンはゴクリと唾を飲み込む。
身分違いな高貴な女性の初めてを貰える事に緊張していた。
マリアンヌもクレアもあの帝国の美人皇女と比べれば、オルタンス人特有の白いがやや濃い肌とは言え、美しさは匹敵するし、胸の大きな膨らみも魅力的だ。
自分には勿体無いぐらいの美女と思ってしまう。
「さあ、ディオン様・・・マリアンヌを女にしてあげてください」
「あん・・・リディアねえさま・・・」
リディアがマリアンヌの割れ目を弄り、彼女は甘く悶える。
くちゅりと濡れた音がそこから発し、彼女の準備が整う様子にディオンの股間も痛いぐらいに勃起してきた。
「いくよ、マリアンヌ・・・」
「はい、旦那様・・・」
涙に濡らしながらマリアンヌは微笑む。
彼女にとっては夢が叶った訳だから喜びしかない。
緊張するディオンとは正反対であった。
緊張しながらも、ディオンはマリアンヌを寝かし、脚を開いて男根を侵入させた。
メリメリと狭い膣が押し広げられ、ブチンと乙女の証が破られ、竿が根本まで押し込まれた。
「ああ・・・うれしい・・・」
眉をしかめながらも喜びに涙するマリアンヌ。
ディオンの方は処女が初めてでかなり焦っていたが、リディアが落ち着かせるように『大丈夫だから続けて』とディオンを安心させながら耳元で囁いてきた。