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兵士の生産
官能リレー小説 - 戦争

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兵士の生産 2


逃げようとする娘の頭のすぐそばを2発の弾丸が通り過ぎ、彼女をその場で釘付けにする。
まだあきらめないのなら、この場で撃ち殺すという警告だった。
助かるためなら仲間すら見捨てる非情な娘であったが、やはり自由のために自分の命を捨てる気はないらしい。
彼女は怒りと憎悪もあらわに若い将校の言うとおりにした。

「ん。物わかりのいい子は好きだよ、ボク。
 それじゃみんな、彼女たちを例の場所に連れて行って。
 くれぐれも乱暴に扱っちゃダメだよ?」

かくして3人の逃走者たちは若い将校に捕えられ、施設へ逆戻りとなった。
そこで彼女たちを待ち受けているのは、死よりも恐ろしい、あの若い将校による人体実験であるとも知らず。


工場に連れ戻された三人は地下牢に監禁された。
「私達これからどうなるのかなぁ…?」
最初に口を開いたのはエミィという16歳の少女。地球人には有り得ないピンク色がかったセミロングの頭髪に、太すぎず細すぎず程良い肉付きの体…ただしお腹だけは度重なる妊娠・出産により年の割にはやや弛んでおり、乳房も片方だけで彼女自身の頭より大きい。
「グスン…やっぱり脱走なんて止めておけば良かったんだよぉ…」
半泣きでこう言うのは三人の中では最も年上の18歳でありながら一番気弱で泣き虫のラナ。黄色味を帯びた緩いウェーブのかかったロングヘアに、三人の中では一番肉感的でムチムチとしたイヤらしい体型、胸元にタプタプと揺れる二つの爆乳は余りの巨大さに半ば垂れ気味でありながらも瑞々しい弾力を持っている。
「もう!今さらそんな事言ったって仕方ないでしょう!?」
捕らえられたにも関わらず未だに強気に叫んでいるのは14歳、最年少のリーザだ。やはり地球人にはいない青味がかったショートヘアの頭髪…妊娠・出産の回数が三人の中で最も少ないためか、前述の二人のような乳房の肥大化やお腹の弛みは目立たない。もちろん彼女も14歳にしては充分に“発育し過ぎ”なのだが…。

その時、地下牢の扉が音を立てて開き、三人を捕らえたあの若い将校が入って来た。
「クックック…さぁ〜て、お嬢ちゃん達ぃ、楽しいお仕置きタイムだ。俺と一緒に来てもらおうかぁ〜?」
将校がニタニタとイヤらしい笑みを浮かべながら三人を見下ろして言うと、後からドタドタと兵士達が入って来て三人に鎖付きの手枷足枷をはめた。
「な…何するんですかぁ!?」
「キャアァァ〜〜ッ!!イヤァ〜〜ッ!!」
「くそっ!離しなさいよぉ!」
三人は抵抗したが、いかんせん相手は大の男が5〜6人…あっさり拘束されて連れ出された。

一行が牢を出ると、そこには白衣を着た一人の女性が待っていた。
一見すると軍医に見えるが、白衣の下は軍服ではなく普通のブラウスと短めのタイトスカート。
シャープなデザインの眼鏡を掛けた知的な印象の美女だが、首より下は見ているだけで思わず生唾の溢れるようなナイスバディ、白衣の上からでも良く判る巨乳巨尻でスタイルも良い。
「その三人が新しい被験体かしら?ライバー中尉」
「そうです、シェリー博士。三名とも心身共に健康状態、問題ありません」
「ちょうど良かったわ。前の被験体が死んでしまって新しいのが欲しかったのよ。今必要なのは一体だけなんだけど…そうねぇ…どれにしようかしら?」
そう言いながらシェリーと呼ばれた女博士は、まじまじと三人の娘を見比べて品定めをした。
「「「……」」」
三人は自分が選ばれやしないかと怯えたように縮こまっている。

「…決めた。この桃色髪の娘をもらって行くわ」
そう言うとシェリーはエミィの肩に手を置いた。
「わ…私ぃ…っ!?」
「おい!お前はこっちだ!」
「い…嫌あぁぁっ!!助けてえぇぇっ!!」
エミィは泣き叫んだが、二人の兵士に両脇を抱えられて連れて行かれた。

「「……」」
震えながら黙ってエミィの背を見送るしか無いラナとリーザにライバーと呼ばれた将校は言った。
「フフン…自分が選ばれなくてラッキーって顔だなぁ?ん?」
「そ…そんな事無いわ!」
すかさず言い返すリーザ。
「へへ…嘘吐くなよ…ま、どっちが幸せかなんて判んねえけど…おい、俺達も行くぞ」
「「はっ!中尉殿」」
ライバーに言われた兵士達はラナとリーザを引き立てて、エミィが連れて行かれた方とは反対方向へと向かった…。

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