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ある一族の包囲網
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ある一族の包囲網 8

脳内の映像のゴルゴン族は俺が倒れてからもずっと巨根を握りしめ腰を振り続けている。やがてゴルゴン族達の動きが止まり、一斉に天に向かって射精を始めた。
放たれたそれは映像の中の昔の俺と円陣の中のゴルゴン族の男に浴びせられる。あの時のことをこうして客観的に見ると発射された量の多さに驚く。
そこで映像が終わった。
「今のは何だ…ゴルゴン族の記憶だとでもいうのか…?」
だが、どうしてゴルゴン族の記憶を垣間見ることになったんだろうか。考えられるとすれば、ゴルゴン族の秘宝であるあの球に触れたからだろう。
だが、それはどう見ても安物のガラスで出来た玩具にしか見えなかった。あのような不思議な力を持つとは思えない。
「ん…待てよ、確かゴルゴン族の言い伝えでは願いが叶うって言われてたよな…」
もし、それが本当だったとしたら…。
俺はとりあえず両手を合わせて祈るように目を閉じた。
「どうか、このゴルゴン族の男が居なくなった原因を教えてください」
俺は神頼みするように言った。
俺は神頼みするように言った。
「…」
だが、何も起こらない。
「くそ、やっぱり駄目か。まぁ、そんな都合よくいくわけないよな」
俺はため息をつくと、その場を離れようとした。その時だった。
「願いを聞き届けたぞ」
どこからか声が聞こえてきた。
「誰だ!」
俺は慌てて周囲を見回す。だが、人影はない。
頭の上から響くように聞こえる。見上げると、そこには腰に白い布を巻いただけの半裸の老人が宙に浮かんでいた。
筋肉隆々で、背中からはコウモリのような黒い羽が生えている。
「お、お前は一体…」
俺がそう言うと、男はニヤリと笑みを浮かべた。
「ワシの名はラドラー。魔界から来た悪魔じゃ」
「あく…悪魔だって?」
俺は思わず後ずさりする。
「怯えんでもよい。人間を襲うつもりは無いわい。それより、お主の願いを叶えてやるぞ」
「ど、どうしてそれを…」
「ずっと聞いておったんでのぅ。それで、何を知りたかったんじゃ?」
「いや、ゴルゴン族の男が居なくなった理由が分かればと思って…」
「ほほう、それを知ってどうするつもりなのじゃ?」
「どうすると言われても…半信半疑だったから適当に願いを言ってみただけなんだが…本当は元の体に戻りたいからここに来たんだ」

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