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ある一族の包囲網
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ある一族の包囲網 9

「いや、お前はもうこの屈強な肉体に馴染んでおる。本当は元の劣った肉体に戻る気など無いのではないか?」
「そんなことは…」
確かに俺は今の身体能力を楽しんでいる。この悪魔の言う通り、本来の自分に未練なんてない。
なのに戻ることを理由にここまで来てしまった。
「それに、お前の魂は男の精を求めておる。ゴルゴン族に女を抱けない体にされて欲求不満なんじゃないか?」
「ち、違う! 俺は別に……」
「嘘をついても無駄じゃ。ワシは何でも知っておる。その証拠に…」
そう言うと、悪魔は指を鳴らした。すると、俺の股間が熱くなるのを感じた。
「なんだこれは!?」
見れば、いつの間にかギンギンに勃起している。
「ふむ、やはりな」
「どういうことだ!?」
「つまり、お前の体は男を求めてしまっているというわけだ」
「そんなはずは…」
そう言いながらも、俺の頭はどんどん興奮していく。そして、下半身に血液が集中していく感覚を覚えた。
「ゴルゴン族が消えてしまった理由を知りたいか?」
「あ、ああ…」
「彼等はお前をゴルゴン族に変えてしまったあの儀式によって、魔界へと飛ばされてしまっておるのだ」
「魔界に行った彼等はどうなったんだ?教えてくれ」
「安心せい。死んではいない。ただ、魔界の淫らな花に捕まり自慢の巨根に花を咲かせておるわ」
その言葉を聞いて、俺の胸が高鳴った。
あのゴルゴン族達が股間を突き上げて尿道から立派で妖しげな花を咲かす姿を想像しただけでイキそうになる。
「んっ…くっ…」
必死に我慢するが、少しでも触れれば射精してしまいそうなほど、限界まで張り詰めていく。
「ほれどうした、何故耐える必要がある?」
悪魔が不思議そうに言う。そう言われても、今ここでイッてしまうわけにはいかない。
俺は快楽で意識を失いかけている頭を振って正気を保つ。
何とか冷静になろうとする俺を見て、悪魔は再びニヤリと笑みを浮かべた。
そして、俺の背後の誰かに向かって手招きをする。
振り返るとそこには、ゴルゴン族の男達が整列していた。全員の股間ははちきれんばかりに大きくなっており、尿道口から妖しげな赤い花が咲き誇っている。
恐らくはあれが魔界の花とやらだろう。
「うおっ…」
俺は思わず声を上げていた。
それほどまでに、ゴルゴン族の咲かす花は美しかった。だが、それと同時に凄まじいまでのエロティックな雰囲気を放っていた。
「彼等の儀式は失敗だった。魔界に飛ばされるなど想像すらしていなかったに違いない。しかし、彼等は運がいい。この淫らな花に取り込まれる事によって、覚醒し新たな力を手に入れたのだからな」
「新たな力…」

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