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ある一族の包囲網
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ある一族の包囲網 5

だが、背後をとってしまえばこちらのもんだ。激しく暴れる猪マスクの男の頭を地面に押さえつけるようにしながら指の挿入をどんどん深くしていく。
周りのゴルゴン族の様子が変わってきた。
扱きあげる動きが不規則になり、息も荒くなってきている。ただ、不規則になったとはいえ全員が全く同一の動きなのは変わらないが。
もしかしたら彼等は童貞揃いなのではないだろうか?だからこそ何者かに操られ筋肉とペニスの壁となったのでは…。
並ぶ屹立が使い込まれたものかどうかは判断が出来ない。
だが、むさ苦しい被り物を身に付けたゴルゴン族の男達が女性に人気があるようには思えなかった。それに、女性に対する積極性もなかった。
一族全体が濃厚な子種を大量に溜め込んでいる、そうとしか言いようがない。
「んっ!うぅ……!」
次第に腰を揺する速度が速くなっていく。
そしてついに一際高い声と共に、ゴルゴン族達は一斉に射精した。
四方からびゅるっと飛び出してきた白濁液が、全身に浴びせられる。
全身にかけられた精液から、じわじわと何か熱いものがが染み込んでくるような感覚がしてくる。その熱さは明らかに精液の熱ではない。
「うぅ……」
どろりと纏わりつく生暖かさを感じながら、俺はぐったりとして意識を失った。
……………… 俺が目を覚ました時、既に日は高く昇っていた。
充満していた精臭は消え去り、代わりに爽やかな空気で満たされている。
身体を起こして周囲を確認すると、どうやらここは先程の広場らしい事が分かった。
だが、そこにはもうゴルゴン族は居なかった。周囲を囲っていた者だけでなく、目の前でのたうっていた者も居ない。
広場には、昨夜と同じように焚き火の跡が残っているだけだったのだ。
あれだけの数がいたゴルゴン族が全て消えたというのか? そういえば、あの異様な集団催眠のような状態はなんだったんだろう?
そんな疑問を抱きつつ立ち上がろうとしたのだが……。
「え?」
そこでようやく気が付いた。
自分の体がおかしい事に。
いや、おかしいというのは語弊があるかもしれない。
正確には『何か』が違うのだ。
まず視界がいつもより高く感じる。体が一回り大きくなっているのだ、もしかしたらゴルゴン族の男達と同じ背丈になっているのかもしれない。
それだけじゃない。肩幅が広くなり胸板が発達して厚みが増している。腕にも筋肉が付いているし、腹筋だって割れていた。

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