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ある一族の包囲網
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ある一族の包囲網 4

まずはその男の足をかけてその場に転ばせようとする。
しかし、中々倒れそうにない。相手が屈強だからだ、それに体格そのものも一回り大きい。
更に足に力を込めるが、逆にラナーの方がバランスを崩しそうになる。
男はラナーの抵抗を意識していないのか、未だに機械のように腰を振って尻にペニスを擦り付けていた。
全方位で反り立つ太い男根、それらは尻に擦り付ける男の行動の影響を受けているらしい。だんだん我慢汁の臭いが強くなってきていた。
先端から垂れる蜜の色も濃くなってきている。それが一人ではなく全員が同時に濃くしているのだ。
いくらそっくりな男達とはいえ、全員が全く同じタイミングで我慢汁の濃度を濃くするのは何らかの呪いの力が働いているとしか思えなかった。
ラナーは状況の不気味さに思案する。
このようなことをした黒幕がどこかにいるはずだ。
少なくとも囲むゴルゴン族の中には居ないように感じられる。全員が合せ鏡に写る像のように同じようだからだ。
指示を出している男が居れば何かしら目立つはずだ。
ラナーは指示を出しているであろう者を、並ぶ男達の中から必死で探した。
肉棒をしごく手の動き、快楽に上下する腰…様々なポイントを観察していく。
だが、やはり相違はないように見えた。

とりあえずは目の前の男をどうにかしてから、張本人を探した方がいいのかもしれない。
まずは背後に回り込もうとするゴルゴン族にフェイントをかけた。こちらの尻に挿入しようとしていた彼はそのままつんのめり、倒れそうになる。
その隙に逆にこちらが背後をとって肛門に指をねじりこんだ。
流石に受ける側はやったことがないらしいその男は身をよじらせて暴れ始めた。

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