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ある一族の包囲網
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ある一族の包囲網 3

だが、それが周囲のゴルゴン族の興奮を誘ったらしい。リーダー格らしき男がずいっと前に出てきて、ラナーの尻を掴んできた。
「ああ!」
ラナーはリーダー格のペニスから逃れようと四つん這いのまま前に体を動かした。
だが、その姿勢が男達の興奮を誘発したらしかった。ゴルゴン族の一人が列の前に飛び出してラナーを後ろから抱き寄せてきた。
そのゴルゴン族は周りで石のように立ち尽くす男達とは違うような雰囲気がある。
体が密着しているせいもあってか発情した雄の生気があるように感じられたのだ。
背後からしがみつくゴルゴン族は発情した猪そのものだった。鼻息を荒くして腰を振っているのだが、彼がリアルなマスクを被っているので動物に襲われているような気分にすらなる。
尻に擦り付けられる様子を周りのゴルゴン族は見ているのか見ていないのか、とにかく彼等に動きはなかった。
罵倒してやろうかと思ったが、言葉が通じるかも怪しい。それに罵ったらますます相手がヒートアップしたり、殴るなどの攻撃的な行動に移るかもしれない。
それに周りで石像のようにただ立ち尽くしている男達とは違う生々しい存在に奇妙な安心を感じつつあった。
「この男を上手く取り込めば俺を逃がしてくれるかもしれないな…」
ラナーは唯一がっついてくるゴルゴン族のペニスを強く握りしめた。予想以上に太く感じるそれは熱く脈打っていた。
「こんなものが俺の尻に入るか…」
ラナーは、どうにかしてこの男を支配下におかないとまずいなと考えた。

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