戦国相姦 ‐淀君と秀頼‐ 6
そして、翌朝。
大坂城に清らかな朝日がさしていた。
「よく眠れましたか、母上。」
「おお・・・よく眠れたわ、お前が母のことをこれほど愛してくれるとは!」
「そのことですが・・・・決めました。私は父上太閤殿下を超えて見せます。手始めに、生涯に百人の女子を抱き、千人の子を授かってご覧にいれます!!!そして子供たちとともに徳川一門を、根絶やしに撃滅して奴ら全員の首を父上の霊前にささげます!」
「おお、秀頼・・」
「百の美女を抱き千人の子を為せば、女好きで名高かった父上の後を受ける者として、誰もが私を認めましょう、私は本当に太閤殿下の息子であると、天下に証明してやります!」
秀吉はなかなか子供が出来なかったので、秀頼は秀吉の子ではないという風説が執拗に流れていた。徳川の策略でもあったのだろうが、秀頼にしてみれば何としても消滅させたい噂であった。
淀の方は息子を見た。そこにあるのは、昨晩母を強く求めた息子の姿ではない。
野心と夢に燃える武士の姿だった。
そこに1人の腰元が現れた。
平伏した腰元が告げた。
「上様、御袋様、朝飯の御用意が出来てございます。」
「よしよし、折角だから食べるとしよう・・・」
腰元を見つめる秀頼。
「え・・・上様?!」
しゃしゃっ!!
思わぬ早業で、腰元の衣服をはぎ取ってしまった。
脱がされて赤くなった腰元に言う。
「お主、なかなかよい面差しであるな。抱いて進ぜよう。確か名は、つる であったな。」
「はい、確かに私めの名はつるでございます。
私めを・・・・お手付きになさるのですか?!」
「うむ、そうじゃ!お前はいい乳をしておるな。」
言うなり秀頼はつるの美乳を揉みしだく。
彼の大きな手がつるの美乳を包み込んでいる。
もみゅっ、もみゅっ・・・・・
そしてそのまま、秀頼はつるの唇に接吻した。
まだつたないながらも、2人は口付けを交わし、舌を入れる。
「んあ・・・・」
その場にいた淀の方のことなど、忘れ去ったように2人の世界を作っていた。
離れて見ていた淀の方は思った。
ようやく秀頼も女子に目覚めたようじゃ・・・・これで後継ぎの心配は要らなくなったようじゃの。
殿下、あなたの息子は立派に育っていますよ。
淀の方は部屋を出ると、廊下から天を仰いだ。
その表情は清々しく、幸せそうだった。
さて、寝室では。