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予期せぬ再会
官能リレー小説 - 時代物

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予期せぬ再会 3

朝次郎は持っていた刀で大蛇の首を一撃で切り落とすと、大蛇はゆっくりと地面に倒れ若い娘も食われずに済んだ。
「お前すげぇな。あんな大きい大蛇を。」
「俺にもわからないけど、体が勝手に動いたんだ。それより、女は無事か?」
女の方を見ると、気を失ってるだけのようだ。
朝次郎は蛇と娘を見た途端、股間が熱くなるのを感じていた。体が勝手に動き出したのも、その感覚と無関係ではない気がする。
(こりゃ一体なんなのか…)
朝次郎は不思議に思ったが、今はそれどころじゃないと思い直す。
一方、栄吉も同様の違和感を覚えていた。股間が疼き、目の前の女を犯したいという衝動に駆られるのだ。
明らかに何かがおかしい。二人はそう思いながらも、まずは女をどうするかという事を考え始めていた。
「とりあえずは女を村にまで運んだほうがいいな」
朝次郎が言う。
「ああ、ここに居たらまた蛇が出てくるかも知れないしな」
栄吉も同意し、女を二人で担ぎ上げて駕篭に押し込んだ。駕籠かき二人が逃げ出してしまったので、自分達で担ぐしかない。
「じゃ、行くか」
朝次郎がそう言った時、逃げ出したはずの駕籠かき二人がこちらに向かって必死の形相で走ってきた。
「おい、あんた達。逃げたんじゃなかったのか?」
朝次郎が驚いて尋ねると、駕籠かき達は息を切らしながら答える。
「ハァ…逃げようとしたら…黒い大蛇に追いかけられて…」
「それで引き返してきたんだよ…」
駕篭の運び手二人は、汗だくで苦しそうな表情を浮かべている。
その褌は大量の冷や汗に濡れて、股間にピッタリと張り付いており中にあるイチモツの形が浮き上がっていた。
「お、おう…そりゃ大変だったな…。降った先で大蛇に遭遇したのなら、たった今仕留めた奴とは別に居るって事になるな…」
朝次郎が冷静に分析する。

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