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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 10

はぎ取るように褌を脱ぎ捨てる。
あらわになった物は既に先走りでドロドロになっていた。
亀頭だけでなく、2つの玉やちぢれた毛すらも濡れて光っている。
余りの先走りの量に晴士は改めて驚く。
愛液の効果か元からの素質か更に感度がよくなっているように思えた。
「食べて」
またも狐娘が言う。
その言葉に晴士の背中の黒い毛が逆立つ。
それは、元はうっすらとしか生えていなかった。だが今では目に見えて濃くなっている…。
その異変に本人も狐娘もまだ気づいてない。それどころか狐娘を差し出した葛葉ですら知らない事だった。
もっと早く誰かが気づくべきだったのだ。
なぜ、皆と同じ技を使えないのか…。なぜ、葛葉が晴士に手を貸したくなったのか…。なぜ、一晩中性行為が出来たのか…。
それもこれも同類だからだ。
人とは違うものが人のやり方で上手く行くわけがない。
晴士の肉体が妖気を発し始める。狐娘がようやく気が付いた。

(ああ・・・そうだったコンね・・・?)

ならばこの出会いは必然であったと、1人心の中で納得する狐娘。
ならば彼女のするべきことはただ1つ。
全身全霊をもって目の前のオスを支え、尽くすだけだ。
全てを理解した狐娘は微笑みを浮かべ、晴士を優しく抱きしめる。
慈愛に満ちた抱擁に、獣と化しつつあった晴士の心に理性がわずかに戻る。

「え、え?いきなり何を・・・?むぐっ!?」
「ん・・・ふっ、くちゅ・・・ふうぅンっ・・・♪いいコンよ、あなたは何も考えなくていいコン。
 あなたは何も考えないで、ただ私を好きにすればいいコンよ。
 気の向くままに性欲を吐き出して、畜生みたいに子供を産ませる肉袋にしてもよし。
 肉の一片まで食らい尽くしてあなたの力にするもよし。
 だってあなたは―――で、私はあなたの―――なのだから・・・コン」
途中、聞き取れなかった言葉があったが、何を言いたいのかはこれ以上ないほど伝わった。
彼女は自分の好きにしろと言っているのだ。たとえそれで殺されても歓喜と幸福をもって受け止めると。
その言葉に晴士に眠るオスの部分が目覚めて咆哮を上げた。
そこから先のことを晴士はよく覚えていない。
ただ狐娘のやわらかな女体を思う存分蹂躙したことだけは覚えていた。
その証拠に、彼女の身体は白濁にまみれてない部分を探すのが難しいくらいに汚されており。
幸せそうなトロけた表情でどこでもないところを見ながら、ぴくぴくと痙攣していた。
何より、晴士は狐娘との間に強い『つながり』を感じていた。
どんな刃物でも断ち切れないほどの強固な『つながり』。
無理に引きちぎろうとすれば2人とも命を失ってしまうような、そんな力強い結びつき。
それは式神契約などという、そんな言葉では説明できないほど代物であった。
そして狐娘と結ばれたその日。晴士は陰陽師の学士試験に挑むこととなるのである。

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