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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 9

頭の中は行方知れずとなった狐娘のことばかり。
わかっていたつもりだったが、葛葉の計略は晴士想像以上の効果を上げていた。
このままでは陰陽師どころか、日常生活にも支障をきたすのではないか?
そんな不安に駆られ始めたその時。
再び近くの茂みから物音が聞こえた。
また獣か。それとも山賊や物の怪の類か?
何でもいい、今度顔を出したら問答無用で攻撃を仕掛けよう。晴士はそう決めた。
狐娘への想いと性欲でいささか性格が攻撃的になったらしい。
一般人である可能性も少ないながらもあるというのに・・・。
そして茂みから何かが顔を出すと同時に、晴士は先制の一撃を放った。
手から放たれた小さな火の玉が哀れな的に向かって突っ込んでいく。
落ちこぼれとは言え、当たれば死なないまでもある程度の火傷は避けられまい。
晴士が凶悪な笑みを浮かべ・・・次の瞬間、驚愕の色に取って代わった。
茂みから出てきたのは獣でも山賊でも一般人でもなかった。
朝から姿を消していた、あの狐娘だったのだ。
狐娘は遠巻きに見ても様子がおかしかった。
目は虚ろで右手の指は女陰に挿入され、左手は左の乳首をつかんでいる。狐娘もあの時の快感にはまりこんでいたのだ。
火の玉はがら空きの右の乳首に直撃した。
晴士を発見した事と強烈な刺激で狐娘は達した。仰向けに倒れこみ、潮を噴いて気絶してしまった。
なんて事をしてしまったのか。晴士は青ざめた。
股を広げて気を失っている狐娘に駆け寄る。
幸い酷い火傷はしていないらしかった。気を失っているのは外傷が要因ではないと推測出来る。
しかし倒れた時に頭を打った可能性は無くもない。
晴士は狐娘を抱きかかえて滝のそばにつれていった。そうこうしていると狐娘が目を覚ます。
「今の技は?」
妙な質問だった。陰陽師なのだから技が使えるのはわかっている筈なのに。
「式神がしてるみたいに指を動かしたら出来た。それよりも傷は…」
狐娘が遮る。
「なんで人間が妖の技が使えるコン?」
「妖の技?いや、これはれっきとした陰陽師の技・・・」
「違うコン。これは妖の技だコン。だってほら、ご主人様の術を受けてから、身体がこんなになっちゃっているコン」

そう言って狐娘は脱げかけた着物を剥いでその中身を見せつける。
全身はピンク色に染まり。乳房は触っただけで弾けそうなくらいにパンパンに張りつめ。
その乳首は痛いくらいに硬くしこっていた。
女陰のほうは見るまでもなく、小水をもらしたかのように大量の愛液がこぼれている。
確かに自慰をしていただけでは説明のつかない発情っぷりだ。
自分の放った術の意図とは明らかに違う効果に、晴士の頭がわずかに冷える。
だがその戻った理性も狐娘の次の行動によって吹っ飛ばされた。
彼の不意を突いて、いきなりキスをしてきたのである。
驚く間もなく舌をねじ込まれ、口の中を好きなように蹂躙される。
たまっていたこともあり、とろけた頭でねぶる狐娘の舌に自らの舌を差し出すと。
彼女は歓喜を表すかのように舌を絡め始めた。
永遠とも思える、1分程度の甘い時間。
やっと解放された晴士が見たのは、顔を真っ赤にしながらも申し訳なさそうな表情を浮かべる狐娘の顔だった。

「ご、ごめんなさい・・・コン。その・・・が、ガマンできなかったコン」

それから彼女は言い訳するように言葉を紡ぐ。
身体が火照ってたまらないこと。晴士のことが頭から離れないこと。晴士のことを思うたびに身体が熱くなってしまうこと。
男として、これほど求められて黙っていることができようか?
もともと我慢の限界だった晴士は狐娘に襲いかかった。

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