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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 7

必死に伸ばされた舌の先端が、ついに肉刀にほんのわずかにだが触れた。
その瞬間。

「はうっ!?」
「きゅふぅんっ!?」

2人は雷に貫かれたかのような不思議な感覚を味わった。
あまりのことで、2人とも思わず動きが止まる。
荒い呼吸の音だけでその場を支配する。
晴士もキツネ娘も、初めて味わう感覚に驚きと戸惑いを隠せない。
今のは何だ?わからない。雷に打たれたみたいな感覚だった。
怖い。このまま続けていれば、今の感覚にまた襲われるかもしれない。
じゃあやめる・・・?
そんな考えが頭をよぎるも、2人はそろってその考えを否定した。
なぜならさっきの感覚を味わってから、胸が、心臓が、肉刀が、女陰が、子袋が。
まるで意思でもあるかのようにうずいてうずいてたまらないのだ。
この状態でやめるなど冗談ではなかった。
ではどうする?決まってる。
止められないのなら、最後まで走ればいい。本当に危なかったらそこでやめればいいだけだ。
実際そんなことなどできないだろうことなど考えもせず。
2人は再びパイズリフェラという未知の領域に足を踏み入れた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」
狐娘の豊かな双乳を左右から両手で持ち上げ、一心不乱に腰を振る晴士。
その男根の先は狐娘の口に入っている。
「うっ…うむぅっ…うぅ〜っ…」
一方の狐娘もただただ出入りする男根を口で受け止めるだけ。
舌技を駆使して奉仕するというような技術も無い。
お互い性に関しては初心者同士…しかしそれ故にこそ激しく、本能に忠実に快楽を求める。
そして…
「うぅ…で…出るぅ!!あぁぁ…っ!!!」
ついに絶頂に達した晴士は狐娘の口の中に果てた。
ドクンッドクンッと力強く脈打つ男根から口内へと放たれる大量の精…それを狐娘はゴクリゴクリと喉を鳴らしながら飲み干していった…。
「あぁ……」
晴士は耐え難い快感と共に、心の奥底に渦巻いていた他者への嫉妬や劣等感といったドス黒い感情が少しずつ浄化されていくような不思議な感覚を感じていた…。

…ずいぶん長い間に感じられた射精を終えた晴士は、快楽の余韻に浸りながら狐娘の口から男根を抜いた。
「はぁ…はぁ……」
「あぁ…いっぱい出したコンね…」
「…あの……」
「…ん?何だコン?…」
「…その…ごめん……なんか僕、夢中で…乱暴にしちゃって…」
射精して、いくらか理性を取り戻したのか、狐娘に謝る晴士。
狐娘は笑って応えた。
「…気にするなコン…それより私の方はまだ満足してないコン…今度は私を気持ち良くしてくれないコンか…?」
そう言って彼女は晴士の男根に手を伸ばして掴み、股を開いて晴士を誘った。
花弁が殆ど外に出ていない綺麗な女性器…そのワレメからタラタラと透明な汁が湧き水のように溢れ出していた。
「良いの…?」
晴士が尋ねると狐娘は頬を赤く染め、尻尾を振りながら言った。
「…うん、お願い。私と…交尾…して欲しいコン…」
「……」
晴士は答える代わりに彼女の体の上に覆い被さり、未だに萎える気配の無い男根を濡れた膣の入り口に当てがうと、腰を突き出して一気に刺し貫いたのだった。
「「ふぅああぁぁぁっ!?」」
挿入した瞬間、2人(あるいは1人と1匹)は悲鳴を上げた。
晴士は初めて味わう女陰の感触に。
名もなき狐娘は破瓜の痛みとそれをはるかに上回る愉悦に。
つい先ほど出したばかりだというのに、あっという間に達してしまった晴士の剛直から狐娘の子宮にたっぷりと子種が吐き出される。
「ひあっ♪あがっ♪おぉうっ♪ひくっ♪」
精が子袋をたたくたびにシッポを逆立て、ビクビクと何度も痙攣を繰り返す狐娘。
アヘ顔をさらしてヨガるその姿は、とてもつい先ほどまでの未通女(おぼこ)と同一人物とは思えない。
もともと彼女は安倍晴明の元式神、葛葉から生み出された分身とも言うべき存在である。
もしかしたら葛葉が晴士を籠絡するために、いろいろ仕込んでいたのかもしれない。
そうだとするなら、彼女のもくろみはこの上なく成功したと言えるだろう。
晴士は最初の相手として極上の処女を選んでしまったがゆえ、その心と身体は離れられなくなり。
狐娘もまたその心と身体を晴士のとりこにされてしまったのだから。

それから2人は落ち着くまでの間、ずっとつながり続けていた。
少しでも動くとすぐに達してしまうため、快楽に身体を慣らしていたのだ。
ようやく幾ばくかの落ち着きを取り戻したところで晴士が狐娘に謝罪する。
「ご・・・めん、いきなり出しちゃって。その・・・おまえのナカがすごく良かったから」
「ううん、気にしないでいい・・・コン。私も挿れられてから、何が何だかわからなくなってて・・・。
 それより動かなくていいコン?男は挿れただけでは満足しないんだったコンよね?」
「うえっ!?」
その言葉に晴士は驚いた。
少なくとも彼女は晴士以上に達しているはずだ。なのにまだ満足できていないとは。
晴士など放出の連続で、いいかげん解脱できそうなくらいなのに。
これが妖狐の、魔性の者の性欲なのか。晴士は底知れぬ性欲にわずかながらも戦慄した。
同時にここで引いてたまるかという意地と、彼女をもっとむさぼりたい欲望も湧き上がる。
晴士とて男子である。
男の意地というものがある。
彼自身、このまま終わるなど許せなかった。

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