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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 5


落ちこぼれと言われ続けた男の心に、美しい化性の言葉が1つ1つしみこんでいく。
キツネ娘は晴士の瞳に光が戻り始めたことにほくそ笑むと、空いていた右手を着物の中、正確には股間の中に突っ込んだ。
ただ触られただけなのに、ものすごく気持ちいい。晴士は思わず悲鳴を上げた。

「はうっ!?」
「ほれ、どーするコン?このまま私にいいようにされるコン?
 陰陽師として、男として、悔しくはないコン?心の奥底にある闇を解き放つのだコン。
 恨みや妬み、憎しみや苦しみ、そのすべてを私にぶつけるコン。
 そうすればおまえは今とは比べ物にならないほど強くなれるコン・・・。
 自分をバカにしてきた連中を見返し、逆にあざけり踏みつけられるほどに・・・コン」

時々入る『コン』が実にマヌケだが、さすがは葛葉姫の分身。見事なたらし込みである。
彼女が自分を襲うように仕向けているのは、ただ自信をつけさせるためだけではない。
その本当の目的は、まぐわうことで主従関係を結び、自分の力を晴士の力として与えるためである。
キツネ娘はまだ生まれたての妖怪であったが、自分が何をすべきなのかだけは理解していた。
そしてその第1歩が晴士の雄叫びとともに達成された。

「うおおおぉぉぉおおぉッ!!!!」

キツネ娘の甘言に惑わされるまま、自らの心の闇を解き放った晴士は、目の前の妖怪を調伏させようと猛然と襲いかかった。
いや、それは調伏などという、格好のいいものではない。
―――屈服。支配。飢えた獣が肉をむさぼるがごとくの一方的な蹂躙が始まったのだった。

「くぉんっ♪」

乱暴に押し倒されたにも関わらず、どこかうれしそうな声を上げるキツネ娘。
一方の晴士はキツネ娘の上で、『やってやる・・・ヤッてやる・・・』と何やらブツブツとつぶやいている。
呼吸は荒く、目は血走り、とても正気とは思えない。完全にイッてしまっているようである。
そんな危ない男に、彼女はさらに甘い言葉をかける。

「そうコン、そうコン。おまえの好きにしていいコン。私の身体も心もおまえのもの・・・。
 ひとかけらの肉も、一滴の血も残さず食べていいコンよ?・・・いや、それはちょっと違うコンか」

キツネ娘は艶然と微笑むと、そっと晴士の両頬に手を添えて言い直した。

「私の身体・・・残さず食べてほしいコン。身も心も、みんなみんな、おまえのものにして?・・・コン」
「ぐぉああぁぁぁッ!!」

彼女の言葉が引き金となり、晴士はキツネ娘の口に食いついた。
それはキスなんて優しいものではない。ただ快楽をむさぼるための、美しいメスを使った自慰行為だった。

「ふぐっ!?ふぐ、むぐ、んごぉッ!?ご、えげ、おごぉぉぉ・・・ッ!」

口だけでは飽き足らず、ノドの奥を蹂躙されてキツネ娘が苦しげにあえぐ。
苦しい。呼吸ができない。たまらず口の中の侵入者を吐き出そうとするが、晴士はそれを許さない。
それどころかもっと口を押し付け、さらに奥まで犯そうとしてくる。
あまりの苦しさに、一瞬入り込んだ舌を噛み千切りたい衝動が湧き上がる。
だが彼女はそれを実行に移さない。むしろ晴士を拒絶しようとするすべてを抑え込み、無抵抗に身体をさらす。
なぜなら彼女は晴士のために用意された生贄。都合のいいメス。
もし本当に殺されてしまったとしても、本望だ。

(もっと。もっと私の身体をむさぼるコン。もっとノドを犯してほしいいコン。
 このいやらしいおっぱいをもてあそんでいいコン!私のお肉、残さず食べてぇぇぇッ!?・・・コン)

彼女の思いが通じたのか、否か。
窒息寸前までキツネ娘との口づけを堪能した晴士は、今度は乳房の凌辱に取り掛かる。
乱暴に乳房を握りしめ、痛みを感じるくらいにつぶしたり引っ張ったりする。
乳首をかまれたときは食いちぎられるかと思ったほどだ。だけどそれがたまらない。
目の前のオスに求められているという狂気にも似た陶酔が、痛みを快感に変換していた。
もっと。もっともっと。痛みと快楽の狭間、名もなきキツネ娘はそれだけしか考えられなくなっていった。

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