PiPi's World 投稿小説

爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

の最初へ
 38
 40
の最後へ

爆乳☆陰陽伝 40

乳首らしき部分からピュッピュッと白い液体噴き出してるし・・・。
そもそもいくら大きくても胸だけで異性を誘惑できると思っているのだろうか?
晴士はバカにされているような気がして、腹の奥底から怒りが湧き始めた。
いくらでも子供が産めそうな安産型の尻やくびれた腰。
艶やかな髪や男根を受け入れるための女陰。
白くきめ細かい肌やすらっと伸びた手足。
そういったいくつものパーツをそろって初めて男を誘惑できるのだ。
あんなおっぱいだけの肉の塊なんぞに誰が欲情するものか。
そう思ったその時だ。そのおっぱいだけの肉の塊がぐにぐにとうごめき、変形を始めた。
変なところがくびれたり、手足が生え、髪や尻、女陰が形作られる。
そうして出来上がったのは、とても人間とは思えない肉の粘土でできたできそこない。
どうやら晴士好みの女に化けて油断でも誘おうと思ったようだが。
いかんせん頭が・・・否、芸術的な才能がなさすぎる。
だいたい背中の部分に赤ん坊を丸呑みできそうな女陰を作ってどうする?
やるほうもやられるほうもたいへんではないか。
餓鬼霊の集合体も何とかまともな外見にしようとしているようだが、これがなかなかうまくいかない。
晴士はこれ以上、茶番に付き合っていられないとばかりに少ない霊力で作った狐火を餓鬼霊へと放り投げる。
炎はあっさり集合体に命中。火力が弱く、消滅・・・否、焼滅には至らなかったものの、これ以上の戦闘は不可能だろう。
気を取り直し、最後の1体を片づけようと視線を移す。
するとそこには絶望的な光景が広がっていた。
淫妖が完全に姿を現していたのだ。
その淫妖は普通の女性型妖怪とは大きく違っていた。
彼女は絞るだけでなく、触手を召喚して栄養の注入すらも行うのだ。
変な知識を付けてしまった分、制御が出来ない。
絞り尽くしてそのまま殺してしまうよりかはまだ良いのだが、その…。
オスが増えるのは好ましくない。だがこれはなんと言っていいやら。
淫妖の周囲の地面から生えた男根状の触手に晴士はますます素に戻って行く。
アレは邪魔なオスとして見るべきか、いや本体はメスだし…。そんな事を考えている間にも触手は伸びていく。
性別がどっちかはともかく、あんな触手になぶられるのはゴメンである。
晴士は獣じみた素早い動きで、あっさりと攻撃をかわす。
すると触手を操るあやかしはわずかに、だが確実に口の端をニイッ・・・と持ち上げた。
彼女(彼?)にとって、晴士に命中したしないなど大した問題ではなかった。
なぜなら、あやかしの本命は晴士ではなく、その後ろにいた敗北者たちのほうだったのだから。
「コンっ!?」
「きゃんっ!?」
「ぴぴぃっ!?」
その意図に気づいた時にはもう遅い。自慰に夢中だったコンとカイ、それに巻き込まれてた風花とか言う花のあやかしが触手に絡め取られて吊り上げられる。

SNSでこの小説を紹介

時代物の他のリレー小説

こちらから小説を探す