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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 38

もう逃げられないと悟って最後に1発カマそうとでも言うのだろうか?
否。そうではない。これは彼が生き残るために最善と判断した行動だ。
このまま抵抗を続けても脱出は難しい。脱出できても、あの羽毛の山に着地できるかもわからない。
ならば。いっそのこと鳥のあやかしを満足させてやればいい。
1度絶頂させてやれば、さすがのあやかしとて力も緩めるだろう。
それを狙っての口づけだった。空中という未知の舞台で晴士と鳥のあやかしが絡み合う。
ふんどしが邪魔で挿入こそできないが、思わぬ役得に晴士は邪悪な笑みを浮かべずにはいられなかった。
早速、口から精神力を吸われるのを感じた。当然だった。
晴士はどうにか吸収を防ごうと舌を動かしてみるが、無駄に終わる。
このままではこちらの体力が先に尽きる、なにか策を練らなければ…。
その焦りとは裏腹に褌の中のモノは更に硬く立ち上がっている。あまりの勃起に布が裂けそうだ。
そのモノの感触に、ふとギンギンにさせて暴走をしていたオスの事を思い出す。あいつらは大丈夫だろうか…。
妖怪に足を踏み入れているとはいえ、やはり被害を気にするのが晴士の性質である。
結論から言うと、下は想像以上にひどいことになっていた。
「コンっ・・・か、カイぃっ・・・♪」
「ひぅんっ!?だ、ダメっ・・・ダメですよぅっ。め、メス同士でなんてそんな、あ、ああぁンッ・・・♪」
「ぴぴぴっ!?ぴーっ!?」
ガマンの限界に達したらしいコンがカイに襲い掛かり、花のあやかし(風花とかいう名前だったか)がそれに巻き込まれていた。
まだ眠りこけている石のあやかしこと灰色美女はまだ無事なようだが、それもいつまでも保つか。
「あ、ぐ、あ、お、おおぉ・・・っ!?」
視線を移せば、夜襲をかけていた陰陽師の1人が立ったまま、まるで用を足すように精液を吐き出し続けていた。
いったいどれくらい出したのか、足元には精液が水たまりを作っている。
そしてその上では女の上半身の形をした光がもっと出してと言わんばかりに陰陽師の両頬を押さえていた。
あの様子からして、おそらく召喚中の女の正体は淫妖、または淫魔と呼ばれる女の怪異。
それも陰陽寮に所属する陰陽師1人の力でも、そう簡単に完全召喚できないほどの実力者。
もったいないが、こちらに出てくる前に倒すべきか・・・そんならしからぬ考えが頭をよぎる。
だが早く倒さなければならないと言うのなら、光のあやかしよりも餓鬼霊(がきだま)・・・いや色情霊の群れのほうが先のようだ。
連中は最後に見た数(幼女2人、赤ん坊6人)の倍以上に増えていた。
それが4つのグループに分かれ、さらに増殖を続けている。
おそらく姿が見えない残り4人の陰陽師だろう・・・。
早くしなければ厄介そうな敵が出るわ、大事な女たちが危ないわとなかなか混沌とした状況だ。
これは一刻の猶予もない。半分獣化した頭でそう判断した晴士は、さっさと鳥のあやかしを片づけることにした。
まずは自滅覚悟でもう一度唇を合わせ、精力を吸わせる。
でも今度は離さない。息を吹き込むような要領で、思いっきり大量の精気を送り込んでやる。
さらにおまけとばかりに尻をつかんでいた手の人差し指を、鳥女の菊門に突っ込んでやった。
これには鳥のあやかしもたまらない。
大量の精気の流入と尻への刺激で一瞬にして絶頂まで上り詰める。
よほど気持ちよかったのか、目がぐるりと白目をむき、そのまま地上へと落下する。
だがあわてることは何もない。下には彼女が置いていった、羽毛の箱が残されているのだから。
もっともその中には陰陽師が1人入っていて、餓鬼霊たちがまだ群がっていたが。
晴士と鳥のあやかしは重力に従い、そのまま落下。
鳥のあやかしを暴走した陰陽師1人と餓鬼霊の群れ4分の1ごと倒してみせた。
その胎の味はすべてが終わった後に堪能させてもらうと勝手に決めて、次の行動に移った。

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