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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 37

その女は美人ではあるが、灰色だった。肌も髪も…そして股間に生える毛も。
濃淡は違うがどこも灰色なのだ。
ただ、作り物めいた硬い感じは無い。女性らしい柔らかさが見て取れた。
手の痛みと予想外の外見に、晴士は少し冷静さを取り戻してきた。ただ異常な性欲は消えていない。
とりあえず、彼女も他のオスから遠ざける。

一方石に攻撃された2人の陰陽師はと言うと股間を突き出すようにして泡を吹いて倒れていた。
外壁が壊れたからか気絶したからか、石はもう攻撃をしていない。
痛めつけられた筈の股間はまだ硬く立ち上がっていた。それどころかぶつけられた刺激で更に精液が溜まったようにも見える。
パンパンに張った物のそばで、先程までそれを攻撃していた石がドロドロに溶けていく…。
石であったものは液体となり、倒れた陰陽師2人の身体に染み込むように消えていく・・・。
すると陰陽師2人の身体が『ビクンッ!』と大きく跳ねた。
それと同時に股間の一物から大量の精液が間欠泉のように噴き出る。
勢いのあまり、その飛沫の一部が晴士のほうにまで飛んできた。もちろん獣の瞬発力でかわす。
しかし気絶している2人はそうはいかない。彼らは無残にも自分自身が作り出した精液に沈んだ。
オスとしてみじめすぎる姿にさすがの晴士も同情の念が湧き上がる・・・その時。
背後からいくつもの影が飛び出し、倒れた陰陽師2人に襲い掛かった。
いや違う。よく見れば今なお止まる気配のない精液に、色情霊とも餓鬼霊(がきだま)ともつかないあやかしが群がっているのだ。
振り返ればそこには枯れた老人のようになった召喚主の姿が。
古いエサの出が悪くなったので、新しいエサに食いついたらしい。
幼女2人、赤ん坊6人に群がられてうれしいのか、拡大していく精液の泉。
性欲の塊である今の晴士としてはこっちのお相手をさせたいところだが、さすがに他のオスの精液でベトベトになったあれに触れるのはためらわれる。
ひとまず連中は放っておいて、別のメスを確保するか、相手してもらうかなりしてもらおう・・・そう思って振り返ると。
すごい大きな胸を持つ褐色の美女が、晴士の眼前で好色の笑みを浮かべていた。
見たこともない美女の出現に、思わず晴士の思考が停止。
次の瞬間、彼は謎の美女に熱烈なキスと抱擁をされると同時に天高く空へと舞い上がっていた。
密着した肌と唇から何かを吸い上げられ、強い快楽と疲労感を感じる晴士。
あやかしの使う精気吸収の技だと気づき、あわてて唇を離す。
そこで彼はやっと謎の美女の正体を知る。
背中に生えた巨大な一対の翼。人間にはない、3本の鋭い鉤爪の生えた足。
彼女は陰陽師を取り込み、羽毛の箱となっていた鳥のあやかしだったのだ。
羽毛の塊の中で鳴り響いていた骨の音は彼女が人間型に変形する時の音だったらしい。
だが、箱はまだあった。なので変形と言うよりは分離に近い方法だろう。
箱があるのは晴士にとっては嬉しい誤算だった。あれがあるおかげで安全に着地できる。
問題は晴士にしがみついて離れない鳥のあやかしをどうやって引っぺがすかだ。
地面の上なら踏ん張りを利かせて力任せにもできるだろうが、ここは空中。
鳥のあやかしは晴士同様、すっかり出来上がったご様子で手足を身体に絡めつけている。
今は夢中になってに愛液でビショビショとなった股間をふんどしにこすりつけている状態だ。
これでは離れたくても離れられない。
こうしている間にも、鳥のあやかしは肌から微量ながらも精気を吸収して胸が大きくなっている。
食いでのある女に成長しているのはうれしいが、それが食えないのでは話にならない。
晴士はこの危機をどうやって乗り切るつもりなのか?
すると晴士は驚くことに自分から鳥のあやかしの唇を奪った。
鳥のあやかしに合わせて腰を押し付け。少しずつ膨らんでいく胸を遠慮なくもみしだく。

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