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爆乳☆陰陽伝
官能リレー小説 - 時代物

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爆乳☆陰陽伝 34

だがその霊力が各々の持つ水晶の封印に流入。
水晶に封印されたあやかしたちがそれを見逃すはずがない。
これ幸いとばかりに霊力を吸収、勝手に外の世界へと姿を現した。
すでに召喚されていた風花も大量の霊力で本来の姿を取り戻していく。
花の付け根がモコモコと膨らみ、徐々に人の形を成していく。
出てきたのは年端もいかなそうな幼い少女。
しかし大量の霊力という栄養をたっぷり注がれたせいか、その胸は幼女にあるまじきけしからん大きさを誇っていた。
尻のほうもたっぷりと肉がついていて、実に食欲をそそる。
背中には雑草のような細くて長い葉でできた翅が4枚伸びているが、十分人間らしい外見だ。
思わぬ獲物の出現に、晴士は普段ならまず見れない邪悪な笑みを浮かべてしまう。
何しろ増えた獲物は風花だけではなかったのだから。
視線を移せば、いくつもの小さな石に守られるように巨大な石の塊が1つ浮いている。
その中で明らかに女性のものと思われる影が明滅しており、やがてそこから出てくることを示しているかのようだ。
そのそばでは巨大な鳥のあやかしや鋭い牙を持つ餓鬼魂(がきだま)と呼ばれる不浄霊が実体を持ちつつあったが、晴士はすぐに無視した。
今、用があるのは女(メス)だけであり、それ以外は路傍の石程度の価値しかない。
そして。今宵1番の大物と思われるあやかしがこの世界に顕現しようとしていた。
かなり強力なあやかしなのか、単にエサである霊力が不足しているのか。
実体化にずいぶん手間取っているようだが、それでも十分美しい女の形をしていることは理解できた。
今いる式神(コンとカイ)だけでなく、あの3体のあやかしも味わえるとは。
それを考えただけで晴士は興奮し、ふんどしの中の一物はいきり立った。
だがそれは暴走している陰陽師5人にとっても同じ。
晴士のように理性を保てないでいる彼らは、獣欲に任せ、元の姿を取り戻しつつある自らのあやかしに襲い掛かった。
シコシコと肉棒を鳴らしながら飛びかかる男達…。もはや覆面も無いが、意識はそこに回らない。
そのうちの1人が先走りの跡と悲鳴だけを残して突然消えた。
鳥の魔物に無理矢理空中に持ち上げられたのだ。
晴士は暴走をしているが、傷つけぬように斬った事からもわかるように惨事は願っていない。思わず、上空に目を向ける。
なんだか奇妙な形状をした鳥が、1人のオスを鉤爪でとらえている。
エグイ光景のように思えたが、捕えられたオスは傷一つ付いていない。
この魔物も晴士と同じように傷つける気が無いのかも知れない。一体どうして…。
鉤爪にしっかりと捕らえられた彼は女と引き離された事によりますます性欲が高まっている。
暴れるせいで激しく振られる男根はもう爆発するのではと思われるほどに張りつめている。
鳥の魔物は下で雄叫びをあげるオス達を眺めるかのように滞空をし始めた。
連れ去ろう、という気もないのか?暴走した意識の奥でそんな考えがよぎる。
そんな時、今度は別の異変が起こる。

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