暴れん棒将軍 80
脚が広がるにつれ、充血して潤んだ花弁が少し開き気味になり、その隙間から白く濁った蜜をじゅくじゅくと吐き出しているのがわかった。
それよりも目を引くのが固くしこった雅の淫芽である。
包皮が剥けて亀頭が完全に飛び出している。その大きさは人差し指の頭ほどあろうか? 家竜に処女を奪われて女の喜びに目覚めたのが春先。その頃の肉芽はまだ小さく皮をかぶったままだった。三月と経っていないのに大変な変わりようだ。
これは先日、楓によって女陰に打ち込まれた針で性感を増進するツボを刺激され、異常な発達を遂げたものであった。
「ふふふ…。すごいね。肉豆がおサネから飛び出してこんなに大きくなってるよ」
「い…言わないで…っ」
雅は上気した顔をさらに赤らめてぷいと顔を背けた。
「こんなに大きくちゃ、動くたびにふんどしに擦れて気持ちよかっただろ?」
「…いやぁ…言わないでぇ…!」
雅は力なくいやいやをする。
楓の読みは図星であった。昼間の激しい立ち回りで食い込むふんどしに肉芽を擦られ続け、白布をびしょびしょに濡らしてしまっていたのだ。
「じゃあ、自分でアソコを広げてしおねだりするんだ」
「…………はい」
濡れた性器に自らの指をかけ、大きく左右に広げると雅はおずおずと口を開いた。
広がり切った薄桃色の肉ビラの中心部では膣口が口を開けて内蔵をのぞかせ、その上では充血した肉芽がすっかり飛び出してぴくぴくと震えている。
「楓様…お願いです。私の御満子を…もっと、もっと逝かせて下さい!」
「よく言えたわ。たっぷりと可愛がったげる。あんたはあたいの可愛いお人形なんだから…」
楓はそう言って物欲しそうな肉穴にそっと口づけする。
ちゅっ!!
「あああああ〜〜〜〜っっ!!」
巧みな舌の動きとともに雅の歓喜の叫び声が上がった。
尖らせた舌先で穴の中をほじくって中に溜まった淫蜜を掻き出す。そして下から上、下から上へと肉庭を舐め上げ、勃起した肉豆のウラスジを擦り上げる。
雅は舌の動きに合わせて舌が一番気持ちいい部分に当たるように腰を動かしている。
楓の口の周りはたちまち溢れ出る淫蜜でべとべとになってしまう。
真っ赤に充血した肉の突起が楓の鼻先でぴくぴくとうごめいている。
「それにしてもでっかい豆だね…まるでお○んぽじゃないか! ようく見せてごらん」
むきっ!
楓は指で土手肉ごと包皮をぐいっと押し下げる。
「痛ううっ!」
肉芽は根元まで完全に剥き下ろされてしまった。
遮るものを失い、驚くほど前方に飛び出したそれは、もはや肉の芽というよりも肉の筒であった。
その先端は真っ赤に膨れ、まるで南天の実。よく見ればうっすらと小さなくびれまでが出来ている。
ぱくっ!!
楓は口に含んでしゃぶり始めた。
ちゅぽっ。ちゃぷっ。じゅるるる…っ!
「ひいいいっ!! あひいいいいいっ!!」
甘噛みしながら吸い上げられ、はしたない声を上げて雅が身悶えする。
舌先で転がされた肉豆はますます硬く大きくなってゆく…。
にゅるん…!
二本の指が膣口にも差し込まれた。
潜り込んだ指はカギのように折れ曲がり、腹部側の膣壁を激しく擦り上げる。
くちくちくちくちくちくち…っ!!
「おひょっ!! あひゃああああっっっ!!!」
雅は激しい喘ぎ声を上げて絶頂に登りつめた。
それと同時に尿道口から断続的に潮を吹き上げる。
ぶしゅっ! びしゃっ! ぶしゃあああっ!!
顔を潮まみれにして、楓はうっとりしながら愛撫を続けている。
(可愛いよ雅…。あたいの可愛いお人形…こないだは針刺したりして虐めて悪かったね…。今夜はそのお詫びに一晩中逝かせたげる…!!)
楓はますます激しく責め立てる。
カリッ!
ギンギンになった肉芽をぎゅっと噛み締める。
「んむっ! ん"お"お"お"お"お"―――ッッッ!!」
激しい痛みでさえも快感に変わり、雅は一瞬でまた果てた。
楓は肉芽のコリコリした歯触りを楽しみながら、舌で芽の先端を激しく転がす。
自分のツボを全て知り尽くした絶妙な舌技・指技の前になすすべもなく逝き果てる雅であった。
この快楽を知ってしまった雅が敵に寝返るなどということはありえないのだ。
女同士の淫らな夜はまだまだ終わりそうにない…。
…ここで再び、家竜とお蝶の濡れ場へと戻ってみよう。
立て続けに十数発の精を放った家竜は、仰向けになってくつろいでいた。
お蝶はその胸に顔を寄せてすやすやと眠っている。
傷ついた一人の女を快楽によって癒し、辛い思いから開放して幸せにしてやるというのは善事である。
しかし家竜の胸中は複雑であった。
当初は寸前で竿を抜いて腹の上にでも出すつもりだったのだが、お蝶の肉体があまりにも素晴らしすぎた。
理性を失い、たっぷりと子種汁を注ぎ込んでしまったことを後悔しているのだ。
(ヤバイな。こんなつもりじゃなかったんだがな…)
それにお蝶の肉体に正直未練も感じている。
かといって危険な道中に連れてゆくわけにはいかない。第一、楓が黙っていないだろう。
もしここで「連れて行って」とお蝶に泣かれでもしたら、一生離れられなくなりそうで、それが怖いのだ。