暴れん棒将軍 79
「んむ―――っ!!」
胎内に熱い迸りを受けて感極まったお蝶は無我夢中で倒れこみ、家竜の口を吸った。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「んむっ。ちゅうう…れろ…れろ…」
二人は繋がったままで口舌愛撫を繰り返す。
お互いの唾液をすすり合い、舌を絡ませることでさらなる快感を呼ぶ。
びくん。びくん。
精を放出して柔らかくなった己の逸物が硬さを増してきたのを感じとると、家竜がお蝶に再び挑みかかっていった。
「うおおおおおおお――――ッ!!!」
「ああああああああんっ!!」
本能を解放して獣と化した二人のまぐわいはとどまるところを知らない…。
さて同じ頃、楓はどうしていたであろうか?
ここは江尻宿から数里ほど奥に入った山あいの温泉。
楓は雅と二人きりで静かな湯に入ってくつろいでいたのであった。
「はぁ…。いいお湯だね…。ここには村人もあまり来ない隠れ湯なんだ」
「…でも楓様、上様はほっておいてもいいのですか?」
「いいんだよ、あのお方は。どうせあの女侠客とどこかにしけ込んでしっぽりやってるさ」
「しかし…私たちは本来上様をお守りする立場ですから…このような…」
反論するのを遠慮して雅が口ごもっていると、楓が遮った。
「雅は真面目だねぇ…。上様のワガママにいつまでもつき合っていると白髪が出来ちゃうよ? ほらっ!」
「えっ?! どこにそんな白髪が…!!」
頭に巻いていた手ぬぐいを慌てて外して白髪を探そうとする雅。
その後ろ姿を楓はぎゅっと抱きしめた。
「み・や・び〜!」
「きゃっ! 楓様、いきなり何を…!!」
「色っぽいうなじだね〜。あたいよりおっぱいも大きいし…」
楓が雅の豊かな胸乳を両手で揉みしだく。
「あああんっ!! 楓様…そんな…お戯れを…!」
「いいじゃないか雅。どうせ上様の女好きは一生治らないんだ。あたいたちも気楽に楽しもうよ?」
「でも…こんなところで…そんな…」
指が繊細に乳房の先端をこねくり回す。たちまち固くしこって勃起する乳首。敏感な雅の反応を楽しみながら楓は囁いた。
「あんたとあたいの仲じゃないか。今さら何を恥ずかしがることがあるかい」
そう言いながら楓は雅の股座へと手を伸ばした。
にゅるんっ。
楓は左手で乳を揉みながら、右手を秘裂に潜り込ませる。
「ほうら…ここをこうして欲しいんだろう?」
くちゅっ。くちゅっ。
楓は二本指でゆっくりと膣内を掻き出すように上下させたり、指の腹でお腹側の膣壁を押しながら擦り上げる。
先日の一件で甲賀くノ一の秘術から開放するため、雅の身体を隅々まで調べ上げた楓である。どこに快楽のツボがあるかすっかり心得ているのだ。
絶妙な指技に刺激されると、雅の息がたちまち荒くなった。
「ああっ…はぁぁん…」
「ふふふ…雅…感じてるんだろ? このぬるぬるはお湯じゃないよ」
「そんな…感じてなんか…いない…」
「嘘をつく娘にはお仕置きだよ!」
ぎにゅううっ!!
楓は雅の固くなった肉芽を摘んで、きゅっとひねり潰す。
「おあああああああああっっっっ!!!」
強烈な痛みと快感が入り混じった感覚に雅は絶叫しながら身体を硬直させた。
びくん! びくんっ!
雅は逝ってしまったようだ。
しばらく小刻みに身体を震わせていたが、やがて楓からの口吸いを受け入れた。
「はぁ…はぁ…っ。んむっ…。うううん…っ」
ぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃと湿った音。
柔らかな唇の感触と生臭い唾液の味が官能を刺激する。二本の舌が口中で絡み合い、もつれては離れた。
「ぷはぁっ…お願い、もっと…してぇ…」
きらきらと糸を引く唾液を滴らせながら、雅が甘えた声で呟いた。
「いい子だ…ようやく素直になれたようだね」
ざばっ…。
二人はお湯から上げると、すっかり火照った体を岩の上に横たえた。
楓が上から覆いかぶさり、ねちっこい口吸いを繰り返しながら乳房を愛撫する。
「雅…。御満子を広げてよく見せるんだ。上手におねだり出来たらもっと気持ち良くしてやるよ」
「ふぁい…」
既に楓の命令に逆らう力はない。
雅はゆっくりと両脚を広げて、股座を楓の眼前にさらした。