暴れん棒将軍 43
たまらず雅が絶叫した。
そのどこか痴呆的な叫びは、雅の脳髄から理性が消し飛んでいることを示している。
鍛え上げられた家竜の肉体から繰り出す激しい腰の動きは凄まじいものだった。
目まぐるしい速さで前後に動き、遠目には腰が止まって見えるほどだ。
深く、時に浅く。そして上から、下から、斜めから、様々な角度から鋭く突き入れる。
そして最深部まで珍棒を叩き込む際の『くいっ!』という返しが心憎いほどに決まっている。
最深部を抉られるたびに雅の口からはしたない嬌声が漏れた。
「お前と! お前の親父には! 何度も死にそうな目に合わされたんだ! その借りを、身体で払えいっ!!」
家竜が叫びながら狂ったように突きまくった。
四半刻後。
家竜の射精が三回目を数えた。
繋がったままの結合部分からは中出し汁があふれ出し、周囲をどろどろにしている。
突然、雅の反応が変わった。
「あ…あは…あはははっ…」
力なく笑っている。先ほどまで大きく痙攣していた身体が無反応となり、収縮を繰り返していた子宮も動きを止めた。
止むことのない家竜の力強い律動が、理性ばかりでなく身体機能まで破壊したようだった。
「ねえ上様ぁ…。あたいの番はまだぁ?!」
待ちきれなくなった楓が家竜の顔を覗き込んだ。
「もうちょっと待ってろ。もう一回出したら相手してやる」
家竜が雅を執拗に責めるのには理由があった。
自分をこれほどまでに苦しめた相手が二度と敵に回らぬよう、己の逸物の味を徹底して覚え込ませて奴隷化しなければならぬ…と思い定めているのだ。
しかし、つまらないのは楓の方だ。
捕らわれの身で糞虫にさんざん責められ、救出された後で刺客と戦い、ろくに眠らず家竜の世話を続けたのである。
「上様ぁ…。早く入れてよぉ…。あたいのこっちの穴を使ってもいいから!」
楓はお尻を家竜の方に向けると自分の肛門に指をかけて
(くぱああ…!)
と、開いて見せた。
フジツボのように蠢く肛門が、奥から真っ赤な内臓を覗かせている。
(ウホッ…!!!)
それを見た家竜はさすがに心が動いた。
抜群の締りを持つ楓の菊門は、恋人であるはずの家竜でさえもたまにしか挿入させてもらえないのだ。
(ちっ、仕方ねぇな…。こっちは一時棚上げだ!)
方針変更で、家竜は雅との交合を早めに切り上げることにした。
「ちと厳しいが、悪く思うなよ…」
太い両腕が、雅の白い喉元にからみつく。家竜は両手の指にぐいっ!と力を込めた。
そのまま首筋にどんどん指がめり込んでゆく。
首を絞められて雅は悶絶した。
「かはあああああっ!! くっ…! あ…あがががっ!!!」
雅は白目を剥いて再び苦しげに暴れ出す。ばたん、ばたん、と家竜を跳ね飛ばしそうな勢いだ。逸物がはまり込んだままの子袋もきゅうきゅうと収縮を始めた。
家竜が指に力を入れるほど雅は苦しみ悶え、そのたびに締りがよくなるのだ。まさに思い通りに動かせる蜜壺人形であった。
「おおおっ! 締まるっ!! いい具合だぞ雅っ!! ようし、このまま突き殺してやる!」
じゅぽん! じゅぽん! じゅぽん!!
家竜の珍棒が最期の絶頂を求めて激しく突き上げられた。
「あひゅうっ! ひゅごっ!! …がああああっ!!」
苦しげな雅の口元からは、かすれた音が漏れ続ける。
ずびゅうううっ!! どくんっ!! どくんっ!!
雅の内臓の収縮に耐えきれず、遂に家竜の逸物がはじけた。熱い男汁が大量に噴出し、子宮内を白い海にした。
酸欠状態で絶頂を迎えた雅は完全に気絶した。