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暴れん棒将軍
官能リレー小説 - 時代物

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暴れん棒将軍 40

「で、どうやって調べたんだ?」
「それはですな…」
 大二郎の話を要約すると以下のようなものだ。

 家竜の消息が途絶えた晩、竜虎神社の森で不審火があった。きっと家虎の差し向けた刺客と戦い、何かあったに違いない。
 しかし探し回っても家竜は見つからない。そこで岡っ引きの与太郎に声をかけ、家竜の危機を救うべく大岡忠成の南町奉行所に駆け込んだ。
 幸い忠成も最近の尾張徳川家の江戸屋敷周辺で起こっている不穏な動きは察知しており、かねてから怪しいと睨んでいた船越屋の寮に捕方を指揮して踏み込んだ。
 忠成にしてもこれは一種の賭けだったが、最後は大二郎の勘を信じてくれたのだという。

「そうか…。そりゃお前には大層な借りを作っちまったな。で、残った柳生の刺客達はどうなったんだ?」
「頭領を倒された上、奉行所まで駆けつけたのですっかり戦意を失ったらしく、蜘蛛の子を散らすように逃げ去りました」
「じゃあお前も江戸を駆けずり回るばっかりで、腕の振るいどころがなかったわけだな!」
「そういうわけです」
「はははははは…」
「大二郎…もういいでしょ。上様を休ませてあげて?」
 二人の話が盛り上がりかけると楓が釘を刺した。
「では上様、ゆっくりとお休み下さい。この屋敷は我らがお守りしておりますからな」
「おう。頼んだぜ!」
「上様…。あたい、おかゆを作ってくるから…」
 そう言って大二郎と楓が席を立つと、家竜は再び横になった。
(今回の一件は危なかったぜ。まったく俺としたことが…。この借りは、倍にして返さなきゃ気が収まらねえ!!)
 そんなことを考えるうち、家竜は再び眠りに落ちていった。


 その日の晩。
 家竜と雅が休む寝所に一つの影が降り立った。それは屋敷の警備をしているはずの楓だった。
「ねぇ、上様ぁ…。ご褒美ちょうだい…」
 楓は家竜の着物の前をはだけ、下帯の上から逸物に頬ずりしながら呟く。
「まったく現金な女だなぁ…」
「だって…。あたい、付きっきりで上様のお世話したんだよ。ついでに隣の女も…」
 そう言いながら、楓は家竜のモノを取り出すと愛おしそうにしゃぶり始めた。
「おい、雅。お前、目を覚ましてから俺と口も利かねえが、起きてるんだろ? こっちに来て舐めろ」
「バ…バカを言うなっ!! 誰がお前なんかの…っ!!」
 雅は飛び起きて叫んだ。
(つくづく素直じゃない女だなぁ…)
 と、家竜は半ば呆れながら考えた。
 吹きかけられた毒霧のせいで視力は失ったままの雅には音と匂いで刺激してやった方がいいだろう。
「おい楓、思いっきりいやらしく音を立ててしゃぶるんだぞ」
「あい」
「ぷはぁ…ん…ちゃぷ…はぁ…ん…ちゃぷ…」
楓は主君である家竜に命じられるままに、美味しそうに音を立てて一物をしゃぶる。
(はっはしたない!男のアレを口で舐めるなど・・・)
だが、雅の心とは裏腹にその音は彼女の体を熱くする。
「ああ、上様のこれ、大きくてすっごく良い匂いがします・・・味も汗のせいか少しだけしょっぱくて、レろレろ。ハア・・・美味しいですぅ」 
楓はそう口にすると、両手で肉棒を捧げ持ち、先端の割れ目に、舌をそよがせた。
そして、一度、大きく口に咥えると、口内で舌を動かし、唾液塗しつけ、エラの部分を舌で重点的に舐め上げた。
「ウッ!」
その余りの気持ち良さに思わず、家竜が声を上げる。
「上様、ここ…気持ちいいんでしょ?」
 ちろちろ、ちろちろと執拗にウラスジを舐め上げる。
 そして片手はぬかりなくふぐりを取り出して優しく丁寧に揉み込んでいる。
「…あ。先っぽからお汁が出てるよ」
 楓が呟いた。
 感じてしまった家竜の先端からは、早くも先走り汁がにじみ出してしまったのだ。
(俺としたことが、ちょいと舐められた程度で…)
「うるせえな、いいから黙って舐めろ!」
 照れ隠しに思わずきつい口調で言い返してしまう。
「無理ないね。ずっと寝てたんだもん、上様溜まってるんでしょ?」
 楓は指先で輪を作り、カリ首に引っかけると先端にだら〜っと唾液を垂らした。
 しゅっ! しゅっ!
 唾液まみれでぬるぬるになった亀頭を柔らかい指が軽快に擦り立てる。
 敏感な部分に引っかかる度に強烈な快感がこみ上げた。
「お、おい! ちょっと…擦り過ぎだぞっ?」
「…いいんだよ、上様。たっぷり出して。一回出した方が長保ちするでしょ」
 楓はさらに指の上下を早めた。
「あっ、あっ、うううっっ!!」

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