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暴れん棒将軍
官能リレー小説 - 時代物

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暴れん棒将軍 21

(このままではイカされてしまう…!)
 これ以上、楓の思うままになぶられるのを嫌った家竜は、
(どうせ果てるなら自分の意志で…)
 と、自らも腰を使って激しく突き上げた。
 ずん、ずん、ずん、ずんっ!
「あんっ! あんっ! 上様…すごおおいっ!!」
 たちまち楓は荒馬に乗せられているような状態になり、大きく揺れながら胸を反り返らせる。
 あまり豊かとは言えないが、それでも十分な大きさのおっぱいがゆさゆさと頭上で揺れている。
 家竜はそのおっぱいを両手で鷲掴みにする。荒々しく揉みながら一気に反撃に出た。
「ダメッ! 上様っ! そんなに激しくされちゃ…っ!!」
家竜の荒々しい突き上げに、楓の淫欲は燃え上がり、彼女の膣は男の精を求めて、肉棒への奉仕を強くする。
「ああ!!上様!もっと!もっと!突き上げて!!私の中をグチャグチャにしてぇ!!」
 すっかり攻守が逆転して楓の絶頂も近い。
 淫らな叫びに誘われた家竜はさらに激しく突き上げた。
「このまま突き殺してやる! 逝け!! 逝っちまえぇぇっ!!!」
 ずこん! ずこん! ずこん!
 がつん! がつん! がつん!
 家竜の亀頭の先端が、精子を求めてせり出してきた子宮口とぶつかった。
 その下では、恥骨と恥骨が激しくぶつかり軋んでいた。
 ぼこんっ!!!
 あまりに激しい突き上げによって、遂に亀頭が子宮口を貫いてずっぽりとはまり込んだ!
「おごごおおおおおぉぉぉぉ……っっっ!!!」
 『第二の挿入』とも言うべき衝撃に楓は悶絶し、硬直したままあっけなく果てた。
 ぴくぴくと痙攣する楓の膣に締めつけられ、家竜もその精を思いっきり吐き出した。
 ずびゅうううっ!! どくんっ! どくんっ! どくんっ!!
 御珍棒がびくびくと震えながら子宮内にたっぷりと子種汁を流し込んでゆく。
 子宮で受け止めきれなかった大量の白濁液が逆流して御満子からだらだらと流れ出す。
 快感と疲労感に脱力した二人は、そのままがっくりと力尽きて折り重なった。
 男女の肉竿と肉鞘を使った真剣勝負、今回は相討ち、といったところだろう。

 …しばし呆然としていたふと家竜が気がつくと、楓はもういなかった。
「おい、楓…?」
 返事はない。
(あれだけたっぷりと胎内で出したんだ。きっと御満子の中を川で洗ってるんだろう…)
 そう思って己の股間を見ると、逸物は既に清められてきちんと下帯の中に納まっている。
「まったく、我が家来ながらよくわからねぇ女だ…」
 ぼーっとしているようで驚くほど機敏。その身のこなしは家竜の剣でもあっさりかわしてしまう。
 顔に表情はほとんどなく、素っ気ないように見えて、閨での愛撫には並々ならぬ愛情も感じる。
 他の女達とは違って心が読めそうで読めない、そんなもどかしさに惹かれて家竜は楓にのめり込んでしまうのかもしれない。
「おーい、楓。いつまでアソコを洗ってるんだ? 俺ぁ忙しいんだ。そろそろ行くぞ!」
「……はい」
 起き上がった家竜が声をかけると、その後ろにはすっかり身支度を整えた楓がかしづいていた。

 再び舟に乗り込んだ家竜と楓。
 夜はすっかり明けて朝になっている。
「あーあ…。本当は朝一番で登城したかったんだがなぁ…。まだ政務が山盛りだってのに。とんだ足止めを食っちまった」
 家竜は竿を操りながらわざと大きな声でいうが、楓は知らんぷりだ。つん、と横を向いている。
「都合の悪いことは聞こえないふりか…。まったく大した家来だぜ」
 懐から何か取り出した家竜は楓の方にひょいっ、と投げた。
 ぱしっ。
 横を向いたままで楓が片手で受け止める。これは…? 貝殻に入れられた塗り薬のようだ。
「これ…何ですか?」
「昨夜のお土産さ。丹治とかって野郎の懐から転げ落ちたのを拾っておいたんだ。中身は見なくても大体わかる。ご禁制の品のようだが、このくらいは役得だろう。後で和馬のところに持って行ってやれ」
「…はい。承知いたしました」
「花嫁が何人もいて、きっと今晩は大変だろうからな。はっはっはっ…!」
 川面には気持ちよさそうな笑い声が響き渡った。

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