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暴れん棒将軍
官能リレー小説 - 時代物

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暴れん棒将軍 15

 ずるずる…ぽとっ。
 ふんどしが完全に引きずりおろされ、遂に珊瑚の股間を隠す物は何もなくなった。
「あん? 何だこりゃあ?!」
 丹治達は、珊瑚の股間をしげしげと見つめて言った。
「おい見ろよ! この女、御満子に刺青なんぞ入れてやがる! はっはっはっ、とんだあばずれ女だなぁ!!」
 感じやすい珊瑚が緊縛された上に身体をいじくり回されて濡れないはずがない。すっかりびしょ濡れになった御満子は花びらを充血させ、とろとろの淫汁を垂れ流していた。おさねからは大粒の肉芽がぴょこん、と顔を出している。
 そしてこんもり盛り上がる土手から大陰唇にかけて、かろうじてふんどしで隠れる大きさで刺青が施されていた。『竜様命』と書かれた花札に、竜が勢いよく巻きついている。
 閨で愛しい竜をびっくりさせようと考えた珊瑚の愛の証であった。
 濡れそぼる御満子に登り龍がからみつく様子はなんとも卑猥で扇情的なものだった。
「…ごくり…」
「た、たまらねぇ…!」
 目を血走らせたヤクザ達が珊瑚の御満子を指でいじり始めた。ぐちょっ、ぐちょっ、といやらしい音を立てて男の指を飲み込んでしまう。
「う"――っ! う"――っ!」
 珊瑚はぼろぼろ泣きながら首を振り続けた。竜さんにだけ見せるつもりだったのに…。こんな屈辱を受けるくらいならいっそ…! 珊瑚の屈辱感が最高潮に達した時、突然声が響いた。
「おい、お前ら。あばずれとはいえ、こいつも大事な商い品だ。傷つけるんじゃねぇぞ! それに女を味見していいのは船越屋さんだけだ」
 ヤクザ達を仕切っている陣兵衛がいつの間にかやってきて、いきなり丹治達に釘を刺した。
「へ、へい…。わかってまさぁ」
「なら、適当なところでやめとくんだな。これが船越屋さんの耳に届いたらタダじゃ済まねぇぞ!」
「へぇ…」
 悔しそうに丹治が呟いた。
 陣兵衛にせかされて、ぞろぞろと牢を出ていく男達。しかし、丹治は帰り際に一つの残酷な復讐をした。
 懐から取り出した貝殻から南蛮渡来の和合薬を御満子にたっぷり塗り込んだのだ。
 にゅるん…っ!
 割れ目の奥深くに丹治の指が潜り込み、くちゃくちゃとねぶり回す。珊瑚は思わず快楽に呻いた。
 突然、御満子は火が付いたようにかっかと燃え盛る。
 たちまち苦しそうに身をよじらせて悶え狂い始めた。
「むごおおおおおおおおおお―――っ!!!!(御満子が、御満子がぁぁぁっ! 熱いぃぃっ!!!)」
 びゅっ! びゅっ! びしゅううっ!!
 肉棒を求めて泣き悶える御満子は何度も潮を吹き上げた。座敷牢の中で、珊瑚の狂おしくも激しい喘ぎ声が響き渡った。

 数刻後。
「お願い! 誰か来て! 珊瑚姉さんを助けてっ!! このままじゃ狂っちゃう!」
 悶え苦しむ珊瑚を見かねたお光はずっと叫び続けていた。牢番を言い渡された三下がやってきた。
「うるせえな! こんな夜中に…。一体何だ?」
「お願いです! あたしを珊瑚姉さんと一緒の牢屋に入れて下さい! あたしに介抱させて!」
 三下はお光の必死の哀願に心動かされ、同じ牢に移してやった。ただし、逃げださないように後ろ手縛りのままだ。
「腕の縄を解いて下さい! あたし逃げませんから!」
「だめだ! そんなことしたら俺がどやされちまうぜ」
 そう言い残して牢番は去った。
「ごめんなさい珊瑚姐さん・・・私のせいでこんな事に巻き込んじゃって・・・」
お光は泣きじゃくりながら、必死に珊瑚に謝る。

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