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暴れん棒将軍
官能リレー小説 - 時代物

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暴れん棒将軍 104

「私の得意技は乱れ打ちにござります!!」
 次に進み出たのは隻眼の十姫。
「きえーっ!!」
 十姫は両手を使って次々と投げつける。
 カカカカカカカッッ!!!!
 激しく回転し続ける珊瑚の両脚に、輪郭通り爪先まで手裏剣が突き立てられた。
 最後に出てきたのは伊賀の半姫。
「さて殿(しんがり)はこの私!! 美女の身体を覆い隠す布切れを見事切り落としてご覧にいれましょう!! はっ!!」
 そう言うなり半姫は飛び上がると武姫の肩の上に飛び乗った。
「ふんっ!!」
 掛け声と共にジャンプ! 空中で回転しながら手裏剣を放つ。
「むぐっ!! むごご〜っ!!」
 身の危険を感じてか、珊瑚は首を振りながら一層激しい声で唸るが、しょせん無駄な抗いである。
 シュシュシュシュ!! カカカカカッ!!
 手裏剣は珊瑚の豊かな胸乳に巻かれた布と腰巻の結び目を貫いた。
 はら〜り…。回転する板の遠心力で布切れがひらひらと宙に舞う。
 たちまち珊瑚は乳房も股座も丸見えの赤裸。
「うおおおお〜っ!! ええぞ、ええぞ〜っ!! もっとやれぇ〜!!!」
 目隠し猿轡をされた全裸美女に男たちが興奮して叫んだ。
 珊瑚の裸を少しでも近くで見ようと、舞台ギリギリまで押し寄せる。
「お次はもう少し際どい所を狙いまする!! 殿方の大好きな観音様、そこの割れ目に沿って投げまする!!…はぁっ!!」
 半姫は後ろに飛び退き、バク転しながら手裏剣を放つ。
 カッ!! 手裏剣は回転する珊瑚の股間の茂みに突き立った。
「……………」
 しかし悲鳴は上がらない。割れ目の隙間ギリギリを見事に貫いたようだ。
「お、お、お、おぉ〜…!!!」
 なんという手練であろう。
 目を丸くした観客の驚きの声が舞台をすっぱり包み込んだ。
「ひっく、ひっく…。む"う"う"う"う"―――ッッ!!!」
 衆人環視の羞恥責めと秘所に感じる冷たい刃の感触に、気丈な珊瑚も限界だった。
 極度の緊張感で珊瑚は泣きながら失禁した。
 ぷしゃぁぁ〜っ!!
 回転しながらの放尿はさながら水芸で、飛び散った尿が客席に次々と降りかかる。
 しかし好色な男どもは有難い功徳だとばかりに率先して浴びにゆく。

「うおおおおおおおお―――ッ!!! もう我慢できねぇ!!! てめぇら今すぐ珊瑚を離しやがれっ!!!」
 激情に駆られた絶叫が響く。
 身体を抑えつける藤兵衛と大二郎を跳ね飛ばし、家竜が立ち上がった。
 家竜が今にも飛び降りんと桟敷席の手すりから身を乗り出すと、楓がすかさず進み出た。
 珊瑚が括られた丸板目がけて縄のついた苦無(くない)を投げ放つ。
 シュ――ッ…! カカッ!!
 見事丸板に突き刺さると、桟敷席から舞台までが一本の縄で結ばれた。
 楓は手中にある縄の端を素早く手すりに縛りつける。
「てぇいっ!!」
 空中に飛び出した家竜は腰から抜いた刀の鞘を両手で持ち、縄を伝ってロープウェイの様に舞台目がけて滑り降りる。
「珊瑚は返してもらうぜ!! 邪魔する奴はぶった斬る!!」
 舞台に降り立った家竜は刀をすらりと抜き放つ。
 家竜を助けんと、楓、雅、大二郎、藤兵衛もそれに続いて縄で滑り降りてきた。

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