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吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜
官能リレー小説 - 時代物

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吉原遊郭〜胡蝶亭艶聞〜 5

そんなお花に美津は言った。
「改めて、お花…今日からお前にはこの胡蝶亭で働いてもらう。…と言っても、お客を取らせるのはまだ先だから安心おし。しばらくは禿(かむろ)として、花魁(おいらん)となるに相応しい教養を身に付けるための修行期間だからね。解ったかい?」
「は…はい!」
「うん、良い返事だ。お前は器量は良さそうだが、花魁になるにはそれだけじゃあいけない。書道、茶道、華道、香道、和歌、箏(琴)、三味線…様々な芸事を身に付けてもらう。それに囲碁や将棋、あとは古典文学の知識なんかもね…」
「そ…そんなに…!?」
「そうさ。一丁前の花魁ともなれば、お大名様やお公家様なんかのお相手をする事も珍しくないんだ。特にこの胡蝶亭には源平藤橘の血を引く貴い方々も多くお見えになるからね。これぐらいの教養は身に付けておかないとお話し相手も出来やしないよ」
「はあ、そんな偉い人達が…」
大名だの公家だの…お花にとっては正に雲の上の人である。
あまりに現実味の無い話に半ば呆然としていると、美津がパンパンッと手を叩いて声を上げた。
「お染、お染はいるかい?」
「はい、ここに」
襖が開いて入って来たのはお花と同い年くらいの少女だった。
お花よりも少し背が高く、凛とした気の強そうな瞳…お花とは違うタイプだが、やはりパッと人目を引く美少女である点は同じ。
将来は見目麗しい美女となるだろう。
美津は言った。
「お花、これはお染。お前と同じ禿だよ。お染、喜びな。お前に妹分が出来た。お花だ。先輩として色々教えてやるんだよ」
「は…はい…!」
お染と呼ばれた少女は嬉しそうに頬を紅潮させて答えた。
「よ〜し、お花!ついといで。店の中を案内してあげるよ」
お染はお花の手を取り、部屋を後にした。
「…はい!よろしくお願いします!」
お花も先輩とはいえ、こんな所で同年代の少女に会えた事が嬉しかった。
そんな二人の後ろ姿を美津は微笑ましく見つめていた。

美津が読んでいた書物に再び目を戻そうとした所、再び襖がスッと開かれて、今度は光次郎が現れた。
「美津、今戻った」
「これは旦那様、お帰りなさいませ。誰かを知らせに寄越してくだされば玄関までお出迎え差し上げましたのに…」
「なあに、気にするな。それより今さっき、お染とお花が連れ立って嬉しそうに廊下を駆けて行ったが、何かあったか?」
「別に何もございませんよ。ただ、同じ年頃の子供と会えて嬉しいんでしょう」
「まあ、あいつ達の歳を考えればなぁ…」
光次郎は羽織を脱いで美津に手渡し、やや憂いを帯びた表情で呟く。
「…いくら目的のためとはいえ、あんな童女にまで遊女の真似事をさせるとは、我ながら非道い事をしている…なぁ美津、俺は死んだら地獄へ堕ちるだろうなぁ…」
「旦那様が地獄へ堕ちるんなら私も喜んでお供いたしますよ…」
そう言うと美津は光次郎の着物の裾から右手を差し込み、股間に這わせる。
「おいおい、美津。よさないか、こんな日も高い内から…」
「でも、旦那様のコレが欲しくなってしまいました…良いでしょう?」
そう言いながら美津は、光次郎の褌(ふんどし)をスルスルと解いて男根を取り出した。
既に半起ち状態だ。
「うふふ…相変わらずご立派ですこと…」
露わになった男根を美津は握ってシゴく。
すると見る間にグググ…っと上を向き始め、たちまち腹にも張り付かんばかりに反り返った。
「ふぅ…まったく、仕方がないな…美津、尻を出せ」
「あい、旦那様ぁ…」
美津は頬を赤らめトロンとした目つきで四つん這いになると、着物の裾を捲り上げた。
光次郎の前に丸い綺麗なお尻が姿を現す。
黒々と茂った陰毛に覆われた女陰は既に充分に濡れそぼっており淫水が溢れ出している。
光次郎は尻の肉を掴み、撫で回し、女陰に指を差し入れて掻き回した。
「あ…あぁんっ!?だ…旦那様ぁ〜!そんな事をなさらずに早く魔羅をくださいませぇ〜!」
「よしよし、解った解った。今くれてやるからな…」
光次郎はヒクヒクと震える女陰を鈴口で何度か撫でて美津をヒイヒイと鳴かせてやると、やおら屹立した逸物を女陰へとズブズブ…と沈めていった。
「あぁ…あぁ〜〜〜っ!!!」
美津は快感に身を震わせながら切なげな鳴き声を上げた。
「フフ…美津、挿れられただけで気がいったか?」
「ハァ…ハァ…あい…旦那様と繋がれた嬉しさもあって…」
「可愛い事を言うな…少し動くぞ」
そう言うと光次郎は美津の尻を両手で押さえて腰を前後に振り始めた。
「…あっ…あっ…あっ…あぁっ!だ…旦那様ぁ!良い!旦那様の魔羅がちょうど気持ち良い所に当たっておりますぅ〜!」
「はぁ…はぁ…美津、お前の女陰は相変わらず具合が良い…」
腰を振りながら光次郎は美津の背に覆い被さり、着物の裾を開いて胸元を露わにした。
大ぶりな二つの乳房がボロンとこぼれ落ち、二人の体の律動に合わせてタップンタップンと揺れる。
その乳房を光次郎は後ろから鷲掴みにした。
「ああぁぁ〜〜〜んっ!!?」
美津は快感に悦び叫ぶ。
「相変わらずデカい乳だな…実に揉みごたえがある」
光次郎は掌(てのひら)に余る大きな乳を包み込むように持ち上げたり揉みしだいたりしながら、乳首を摘んでクリクリとイジってやった。

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