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全てを失ったお姉さんがショタに救われる話
官能リレー小説 - ショタ

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全てを失ったお姉さんがショタに救われる話 8

そう言えば携帯は解約したけど、解約し忘れたタブレットのWiMAXが生きている。
鞄に何となく入れてあったのを、荷物整理の時に見つけて気づいた訳なのだが。
電波が届いているなら、使えるだろう。

と言う事で2人に断ってタブレットを取ってくる。
電源を入れてみると、電波はちゃんと届いていた。
こんな田舎なのに日本ヤベェなんて小躍りしそうになりながらブラウザを開く。

私が使ってる某大手通販サイトから検索をかけて表示させる。
並ぶ綺麗なデザインに2人から女子高生のような歓声が上がった。

「これってここでも送って貰えるんですか?」
「多分大丈夫かと」

私の言葉に姉妹が手を取り合って笑顔になる。

「これで遠くまで買いにいかなくていいわね!」
「そうね!隣町の下着屋さんで牛用はありませんなんて言われてたけど、そんな思いもしなくていいし!」

あー・・・
何だかその思いは共感できる。
はっきり言って、胸が大きいとこんな思いなんて日常茶飯事だ。

「とりあえず採寸からしないとですね」

私がそう言うと、優子さんはメジャーを取ってきて、それぞれが胸をはだける。
2人共同じようなベージュのブラ。
シンプルと言うか、俗に言うおばさんデザインだ。
しかもいくつも繕った跡があるし、サイズも合っていなくて胸の谷間が歪になっている。
どれだけ使い込んでるんだと言う有り様だ。

そのブラを2人共取る。
大きい、まず感想はそれだ。
形はぷりんとしたお碗形。
ぽちゃっと丸い形だ。
乳輪は大きく濃い、そこは経産婦らしい。
やや優子さんの方が濃いのは、2人産んだからだろう。

しかし、ぽちゃっと丸いのに双方パンパンに張り詰めている。
青い血管がよく見えて、張ってるのがよくわかる。

「朝、一回搾ったけど、もう張ってきたわ」
「同じね、搾る前だから採寸にはいいかもね」

姉妹がそんな事を言い合う。
ん、それって・・・

「もしかして、母乳が?」
「ええ、奏さんもそれだけ大きいから大変でしょ?」

私は当然母乳は出ない。
2人は経産婦だから出した事はあるだろうけど、あれはその内出なくなっていく筈だ。

「私はただ大きいだけで、子供も産んだことないし出るわけがないんですよ…?」
「あら、そうなの?」
小首を傾げる祥子さん。
いやそんなそっちが当たり前のように思われても困る。

それに考えてみよう。お二人が子供を産んでから優子さんは10年、祥子さんは12年たっているのだ。それ以降子供はできてないのだから、普通「出る」ってのはおかしいような気がするのだが。

母乳は兎も角として採寸だ。
この下着を見ていると余りにも可哀想だ。
知らないからとは言え、2人共娘が居て年頃になっていくんだから何とかしてあげたい。
かつての私の状況を見てるようで居た堪れないのもある。

そうやって採寸してみると、姉妹だけにほぼ体格は一緒。
私より少し背が低い事もあってアンダーバストも小さい。
トップも数字的には結構私と差があるけど、アンダーと差し引きすれば祥子さんがHカップ超え、優子さんがギリギリHカップに満たないぐらい。
どちらも胸が張ってこの状態だし、Hカップで選べばいいだろう。

後、ウエストとヒップも計測したが、どちらとも私より数値は大きめ。
これは経産婦だからだろう。
因みに私は婚約してウェディングドレスを着る為にダイエットした結果なのだが、無駄になったとは思いたくない。

「やっぱり都会の女の人はスタイルも素敵よねぇ」

そう言う祥子さんのショーツはゴムが緩みほつれかけだ。
優子さんも似たようなものであった。

「ショーツもまとめて買っちゃいますね」
「ありがとう、奏さん」
「便利なのね…」

私がタブレットを操作して購入の手続きをしている側で優子さんと祥子さんがボーっと眺めていた。
そんな祥子さんを見て、私は涼真くんのことを思い出した。

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