PiPi's World 投稿小説

全てを失ったお姉さんがショタに救われる話
官能リレー小説 - ショタ

の最初へ
 24
 26
の最後へ

全てを失ったお姉さんがショタに救われる話 26

デザートの(母乳)ケーキも味わって、皆満足した様子。
まあ複雑な気持ちがするのは事実だけどみっちゃんとか、たくさん食べて幸せそうな顔を見れるなら気分はいい。
4人でランチに繰り出したりお茶しながら愚痴っていたあの日のことなんかも思い出す。

「せっかく皆さんそろってますし、雪さんの仕事見学も兼ねて銭湯に行ってきてはどうかしら」
祥子さんが言う。

「お母さん、僕達が後片付けしておくから行っておいでよ」
「うんうん、大人同士でゆっくりしてきて!」

涼真くんと彩奈ちゃんがそんな風に私達に言う。
普段からちゃんとお手伝いするいい子達だし、そう言える涼真くんのイケメンぶりに雪達も思わず笑みを浮かべていた。

「そうね、お願いするわ涼真」
「うん、任されたから」

優子さんと微笑んで返す。
こうして私達は優子さん祥子さんと共に銭湯に向かったのだ。


温泉を引き込んでいるこの銭湯は、源泉を水で薄めて温度調節している。
勿論、加熱する為の装備もあるが、水道代が経費の殆どだからこそ百人にも満たない集落で維持できているのだ。
番台のお婆ちゃんは既に年金生活なので、やってくれるなら譲ってもいいと言うか、譲るからやってほしいと言うスタンス。
なので雪の事は大歓迎と言う訳だ。

そう言う事で、雪にとってはお客として入る最初で最後の日。
どの道遅い時間に行けば人はいないし、一緒に入る機会は沢山あるだろうけど、貴重な機会だ。

彼女達と4人でよく旅行に行って風呂とか共にしてきたし、夏前には私の結婚前最後の旅行として温泉宿に泊まっていた。
それが随分昔にも感じるが、まだ半年前の事なのだ。
人生大きく変わったものである。

寒い季節になってきたので私達は厚着。
でも広い脱衣所は心地よく暖かくて脱ぐには困らない。
他愛もない世間話をしながら服を脱いで行った私だったが、途中で会話が止まってしまった。

どうしたのかと3人を見ると、みんな固まっている。
私を見て固まっている3人・・・
そしてみっちゃんがうっとりと吐息を漏らしながら言う。

「奏さん、綺麗・・・」

まぁ、結婚前に頑張ってしたダイエットを維持してるしね。
お世辞でも嬉しいわと言おうとしたが、何か雰囲気がおかしい。
雪もいつもと感じが違う。

「奏・・・綺麗過ぎて言葉が出ないよ」
「またまた冗談を!」

いや、雪の顔がマジだ。
そして私に真由美さんが詰め寄る。

「奏、気づいてないの?!・・・肌と言い髪と言いスタイルと言い・・・別人レベルで綺麗になってるわよ!」
「へっ?!」

理解できない私。
みっちゃんは顔を赤くしてるし、私より綺麗な筈の雪が憧れるような目、真由美さんも驚いて普段のクールさが無い。

「そうなんですよ、奏さんって女神のように綺麗・・・」
「ふふ、私達にとって奏さんは女神です」

そう言って左右から私の腕を取る祥子さんと優子さん。
田舎の若い素朴なお母さんと言った感じだった彼女達の方が私より綺麗になってる気もするんだけど、ビフォーの分からない雪達からすれば私程驚きは無い気がする。

「さっ、入りましょう」

そう祥子さんに促されても心ここにあらずと言う感じのままの3人が私達に続いて浴室に来る。
温泉と言っても古い銭湯のようなスタイル。
それなりに広い洗い場で座ると、隣にみっちゃんが座る。
私達の中で一番小柄でふわふわした性格そのもののふわふわしてそうな柔らかい身体。
背は低くともおっぱいはプリンプリンで大きい。
性格も可愛らしくて、私に懐いてくれているから、彼女が妹だったらなぁなんて思ったりもしていた。

仕事ではおっちょこちょいな面もあったけど、いつも一生懸命頑張る子だから、別の会社だったら男女問わず温かい目で見られていたんじゃないかなって思う。
それだけ、私たちの前の職場は異常だったことを思い出す。
もっともそれはもう過去の話だ。

「あぁ、癒されるなぁー…」

雪は先に一人、湯船に浸かっている。
真っ白で綺麗な肌。真っ黒で綺麗な髪。
人前では全然喋らない子だからミステリアス美人だなんて言われてもいた。

SNSでこの小説を紹介

ショタの他のリレー小説

こちらから小説を探す