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全てを失ったお姉さんがショタに救われる話
官能リレー小説 - ショタ

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全てを失ったお姉さんがショタに救われる話 20

「ありがとうございます、祥子さん…」

優しく抱きしめられ、さらに優しい言葉までかけられて、泣けてきた。

「儀式は私たち相手に行うけど、涼くんのお嫁さんは奏さんになって欲しいと思ってるわ」
「私が…なんかとんでもない…涼真くんの相手にふさわしいんでしょうか?」
「奏さんなら、きっと大丈夫よ」

そう言った祥子さんは微笑みながら私のおっぱいをゆっくりと捏ねる。

「初めて会った時・・・ああ、この子が涼くんのお嫁さんになるんだって思ったもの・・・優子もそうらしいしね」

そこで初めて一つの疑問が腑に落ちた。
確認するように私は聞く。

「じゃあ、伝承を否定するような事を言ったのは、私を不安にさせない為でしたか・・・」
「ごめんなさいね・・・多分地元の者しか信じられないと思うし、私達だって半信半疑の部分もあるもの・・・」

半信半疑ながらも信じていると言うか信じたいと言う感じか・・・
涼真くんが好き過ぎる彼女達にとっても都合がいい伝承であるのかもしれない。

「ああっ、いいっ、涼真っ、涼真っ!」

悦びの声を上げる優子さんを見ると、余計にそれを感じる。
勿論、嫌じゃない。
私も涼真くんと繋がりたい気持ちが強いし、体感したから彼女の悦びも分かる。

優子さんは激しく涼真くんにバックで突かれながらも、とても幸せそうな顔をしていた。
我が子に自身を捧げる幸せ。
私と祥子さんはしばし母子の幸せな儀式を温かな気持ちで見つめていたのだった。



その儀式から数週間。
優子さんと祥子さんとともに切り盛りする喫茶店も順調であり、涼真くんにも抱かれ、ミルクも飲ませ、幸せな日々が続いていた。

ある日開店前、店の前の掃除をしていると、一台の車が私の目の前で止まった。見覚えのある車だった。

「久しぶり………奏ちゃん、来ちゃった」
「いらっしゃい、雪。いつか来ると思ってたわ」

寺村雪。
彼女は大学時代からの親友と呼べる存在。
彼女も胸が大きくて同じ苦労をしたせいか仲良くなった存在。
名前の通り雪のような白い肌の美人さんだ。

でもその彼女だけで無かった。
車から降りてきた2人を見て私は驚く。

「久しぶりね、奏・・・なんか綺麗になって幸せそうで安心したわ」
「真由美さん、お久しぶりです」

入社以来お世話になってる先輩、遠野真由美主任。
スポーツで鍛えたグラマラスボディで髪型はショートカット。
キビキビとしたデキる先輩だ。

そしてもう1人は・・・

「奏さんっ!」
「あら、みっちゃんも来たのね」

みっちゃんこと長原美久は今年社会人になったばかりの後輩。
もの凄く愛らしくて性格もいい子で、私に懐いてくれていた。

この3人は私が会社で仲良くしていたメンバーであり、皆おっぱいが大きすぎると言う悩みを抱えるメンバーでもあった。
私があんな形で辞めざるを得なかったのもあって、雪以外とはあえて連絡は取っていなかった。
まさか彼女達も来てくれるとは思わなかった。

「真由美さん、会社の方は?」
「うん、辞めてきたわ・・・酷い有様になってしまったからね」

やや疲れ気味の表情の真由美さん。
辞めるに当たって責任感の強い人だから色々大変だったのだろう。

「私のせいで・・・」
「そんな事無いわ・・・そもそもアタシだって相当やっかみ受けていたしね・・・随分女の癖に生意気って言われて来たわよ」

真由美さんは随分私達の盾になってくれた有難い先輩だったけど、デキる分敵も多かったんだろう。
そんな所は一切見せない強い人だったけど。

「発端は天下りを大量に受け入れた事からなのよ・・・そのエロオヤジ達が会社でやりたい放題するようになって、それに腰巾着達が追随したのが最初の原因ね」

天下りで重役がかなり増えて会社の雰囲気が変わった気はしていた。
以前よりセクハラも増えた気はしたし、社長の顔つきも変わった気もした。

「女子社員の中にはその天下り重役の愛人になるように強要される子もいたりしてね・・・アタシも色々立ち回って彼女達を守ろうとしたけど・・・雪や美久も言われていたらしいからね」

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