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ショータイム
官能リレー小説 - ショタ

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ショータイム 9

俺こと征仁も一馬も、ヘソに付けていたピアスを外し、最後までまとっていた極小のパンツを脱ぎ捨て、共に一糸まとわぬ素っ裸になった。そんな俺たち2人を他の奴等は特異なものであるかのように見つめる。

品評会の時、俺は服を脱いでパンツ1枚のみになったが、幸恵さんから“色気の欠片の無いボクサーパンツ”と非難された。その日の帰り際、俺は上道さんから12枚のマイクロパンツが入った袋を渡されたが、それは幸恵さんからの贈り物とのことだった。
また、ヘソピアスは朋子さんの趣味だそうで、朋子さんの意を受けた上道さんから贈られたのである。
そして、何故か一馬も同じように、それらを贈られていたのであった。




そこへ俺らに絡んできたお兄さんが質問をしてきた。

・・・首を突っ込むつもりはないが情報はもらっていく。
「お前ら、貰った袋の中身なんだ?何の動物になった?」

そう訊ねて二人が何の動物として参加するのかを確認する。
すると一馬と名乗った少年はなんと”犬”だった。
”犬”正確には”牧羊犬”であるが全体から見れば数は少ない。
そして犬には飼い主がいるものだがそれはここにいる大人全員がそれにあたる。ショーは一定時間内に”羊”を追いかけて特定された場所に連れてくるというものだ。
羊はその時間内捕まらずに逃げ切ればご褒美エッチが受けられ、捕まると毛刈りが待っている。
髪の毛はもちろん下の毛や穴毛まで容赦なく刈られてツルピカにされる。
だから犬はその逆で捕まえられればご褒美、逃げられればお仕置きエッチが待っていてそれが終わっても飼い主に連れられて施設を回ったりするため他の動物役に比べて圧倒的に拘束時間が長いのが特徴である。

そして征仁と呼ばれた少年の方は普通に”牛”だった。
ここに来た踊り子の大部分が乳牛である。
ただ耳につけるタグによって行われる内容が異なるのだ。
牛舎に移動して四つん這いになって大人の手によってミルクを出す手絞り、牛用の搾乳機を改良した搾性機で六人を一気に絞る機械搾りとミルク搾りも二つあり、そのほかにも繁殖舎に連れて行かれての種付けも行われる。
受けが多くなるのはもちろんだが中には責め側にまわり、子供同士の行為をご覧いただく場合もあるのだ。

さて征仁のタグであるが手絞り・機械搾り・繁殖(受)であった。




・・・ああ、うん。たっぷり可愛がられたらいいと思う。
ご愁傷様です。

こいつらが何日滞在するかは知らないが玉が空になるまで搾り取られるのは確定だな。

「うん、わかった。ありがとな、精々楽しめよ」

そう言って俺は二人から離れ自分の荷物がある場所に移動した。
移動を開始した途端に肩に手を回してきた誠に小声で情報を伝える。
一馬が犬だと伝えると誠の間抜け面を拝めたがその後は親指を立てて了承してくれた。
これで面倒な説明が済んでいい。

誠のあのコミュニケーション能力は相変わらずすごいとしか言いようがないな。
懐に入り込むのが異様にうまい。ショーになると甘え上手に変わって良い所を掻っ攫って行くのはムカつくがな。
 開始の時間になり孫に車いすを押してもらい目的地である豚舎に移動する。足を悪くし、車いす生活のわしが十全に楽しめるのはここしかないからだ。
 椅子を押す孫がまさかわしに似て男色だったのは笑えたが。まぁ本人はそのことでだいぶ悩んでおったようだがここでは同じ穴の狢が大勢いる。
 終わるころには悩みなど吹き飛んでいる事だろう。



「良い穴をしとる」

 車椅子に乗るお祖父様は上機嫌で目の前にある吊るされた少年を検分されている。
 年に数回開催される大規模な催しにお祖父様に誘われて参加しました。まさかこんな世界があるとは露知らず、目から鱗が出る思いです。

「少年性愛者の何が悪い?確かに少数派かもしれんがここにいるのはその少数派ばかり、お前の悩みなどここに居る者に聞けば簡単に解決してしまうようなものだ」

お祖父様は少年のお尻を撫でながらそう仰りました。

「要は楽しむのだ」

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