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突然現れた親戚が変態だった件
官能リレー小説 - ショタ

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突然現れた親戚が変態だった件 3

「海人様の所は性教育の授業を受けてないようですね」
「?」
「簡単に言えば赤ちゃんの作り方を教えるって感じね……」
ナルミもメイド服を脱ぎ下着姿になる……同世代とは思えないほど綺麗で第二次性徴の始まりの女体を見せつける。
「海人様、失礼します」
海人の衣類をあっという間に脱がすナルミ、初々しい幼げを残しつつも海人の肉棒を見る。
「まだ生えてないけど個人差があるからね」
「?」
「恥毛ですよ……私の粗末なモノですが」
執事も衣類を脱いだが海人は驚く……とても初老とは思えない程の肉体が引き締まっているのだ。
周囲が熱心であっても、当の海人がまだ精通していなかった。母親との暮らしが貧しかったせいか、性的にも発育も遅い。
結局精通は六年生になってからだった。性器の成長も遅くてナルミを苛立たせる。
そのせいか、なる味とは距離ができる。結果的に海人もリナに物を頼みやすくなり、シーメールに対しても抵抗がなくなった。
六年生になってからは、同級生以外に教師や父兄も高城家の一員と知っており、かつての母子家庭の頃のように海人を軽視する発言や行動は見られなくなり、最終学年は恵まれた形で終えて卒業した。
「この家の一員になったからには私立に通ってもらう。満兄さんだけでなく、僕からの願いでもある」
「勉強のレベルとか高いんですか?」
「僕らはインテリを使う立場なんだ。勉強は大事じゃない。それより、多様性やいまだ虐げられながらも可能性のある子たちについて学んで欲しい」

海人が通うことになった付属の中学は二十五人学級で、三分の一が性同一性障害の男子だった。
厳密に性同一性障害かの判定は甘く、単なる女装願望や親が一方的に強制してたり、同性愛者だけどそのままでは受け入れられづらいので性同一性障害と偽る生徒も割といた。
一般の男子も温和で活発さや粗暴さはなく、女子は娘を将来玉の輿に乗せたいと私立校に入れたがっていた親が大半で、学費の減免と引き換えに厳しい校則に従わされている。
女子には過酷な環境であった。伝統的とは名ばかりの古いタイプの制服に、体育でも女子だからと特別扱いはなくて男子と同等の内容で、女装の男子に比べて理不尽な取り決めが多い。
屋敷ではよく目にしていた存在が校内に一定の人数おり、大半が好意的でクラス内でも彼の取り巻きとして動いていた。クラス委員は男子で副委員は男の娘で、生徒会でも副会長で女子は書記までと影響力を持つ。
テレビでもオネエをよく見かける以前から、高城家に限らず一部の旧家がシーメールとその候補を支援していたおかげである。
これには旧家故に戦略結婚も珍しくなく思春期のストレスが性に関する嗜好が変異する事もある。
「海人君、どう慣れた♪」
「一応は」
御堂川 秋奈が声をかける。高城家とは戦前からの付き合いがあり満叔父さんが御堂川家の分家の一つから令嬢を読めとして迎え入れたので親戚である。
「(普通の中学でいいのに)」
名門私立大付属で学力も求められる……海人の場合は幸いな事にこの付属中学の授業レベルに追随出来る学力があるが旧家の付き合いは出来ない、そんな時に出会ったのが彼女である。無論海人の事情も知っており叔父の結婚式から何度か家を訪れている。

彼女も女子には変わりないので、よくこの学校での待遇に耐えてると思う。しかし、旧家ともなれば学校に寄付もできるから、細かい部分ではただ娘を私立に入れたかった家庭の娘とは扱いが異なる。
家柄だけでなく上品さと美貌も備えているが、美しさでは女装子が勝っている。このでは一定の割合が確保されているし、スポーツで身を立てるよりも勝算があると踏んでいる者もきっといるだろう。
この学校では補助金を受けてないから、授業でも流行りのダンスや英語にも力を入れなくてもいいし、形式的にカリュラムに入れてるというだけの楽さで、公立よりいい部分もあった。
女子だけが教師に礼をしたり体育の着替えも男子と同じで教室の掃除が割り当てられているが、体育会系の部は存在しないし男子同様部活は頑張らなくていい。

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