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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 98

一家はすぐさま旅行の用意を整えると、リムジンで三浦半島へ向かった。
「ねえ、お昼は横須賀の海軍カレー食べていかない?」
香奈が言い出す。
「お姉さま、良いですね。」
真っ先に美雪が同調する。
「カレーだって。私カレー好き。」
優奈が言うと沙耶も続いて
「私も〜。」
という。
「永子も〜カレー大好き〜。」
「……私も……」
4人の娘達がカレーに賛成したので、昼食は海軍カレーに決まった。店はリムジンの運転手に任せた。
暫く走ると運転手はリムジンを停車させる。
「こちらへどうぞ。」
「ええ、ありがとう。」
香奈は運転手にチップを渡し、車を降りる。
「いらっしゃいませ。」
「9人だけど大丈夫かしら?」
「少々お待ちください。確認してまいります。」
店員が一旦奥に引っ込むが
「9名様、こちらへどうぞ。」
席に案内される一行。
「やっぱり海軍カレーかしら?」
「水兵カレーってのもあるね。」
「艦長カレーって高いけど美味しそう。」
「皆違うのを頼んで時々交換しましょう。」
それぞれ、好きなカレーを選びウェイターに注文した。
「葉山の別荘は久々ですね。」
「そういえば、そうね。ママなんで行く気になったの」
和己が最近葉山に行ってなかったのを気付き、優花は香奈に行くことになったのか聞いてくる。
「鮪が旬だからよ。ママ、新鮮な鮪が食べたくなったのよ」
「………」
「ママらしいわね」
香奈は鮪が食べたくなったのを話すと美雪は気付いてたのか無言で呆れる風花。
「お待たせしました。」
「わ〜凄い。」
早速沙耶がカレーをかけようとするが、
「それは少しずつかけながら食べるのよ。」
という優花。
「え〜そうなの〜?」
永子も驚いたようだ。
「私……本で見たことある……」
「愛も?私も何かで聞いたことがあるわ。」
優奈もそう言う。
「さ、早く食べましょう。」
香奈が待ちきれない様に言う。少し子供っぽい所があるのだ。
「そうね。」
優花がスプーンを取る。
「最初はスーッと甘くて、後から少しずつ辛くなってくるね。」
と優奈が言うと
「それが本場の味よ。」
と応える風花。
「インドカレーもそんな感じらしいわよ。」
香奈が付け加える。
「美味し〜っ!」
永子は素直で直球な感想を述べる。
「ふふふ。」
美雪はただ微笑んで、それぞれが食べるのを眺めながら自分も食事を続けた。


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