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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 112

「和己君?和己君!?和己君っ!!」
「うぅ〜ん……」
「和己君ってば!!」
風花が和己をゆすって起こす。
「え?……あ……ど、どこまで夢?」
「凄い声でうなされてたわ。大丈夫?」
「あ……ほかのみんなは?あ、優花さんと愛は?」
「ちょっと、落ち着いて。何の話をしてるの?」
「地震で町中大変なのに……優花さんは愛を庇って……」
「何を言ってるの?」
和己は周囲を見回す。
「え〜と……地震は?」
「そんなの気付かなかったけど?地震なんてあったかしら?」
「風花さんこそ気付かなかったんですか?」
「え?」
和己は大地震に遭い、大変な状況になっているのではないかと風花に話すが、
「そんなこと全然なかったわよ。」
と言う風花。
どうやら地震発生の辺りからは夢だった様である。
「はぁ……良かった。」
「ふふ。そんなことになったら大変ね。」
(そう言えば変なことあったっけ。「市営地下鉄」なんかこの辺走ってないし、ラジオ付けたはずなのにいつの間にかテレビ見てたし……その辺で気づく筈なんだけどな……)
「ねえ、和己君?」
「はい。」
「怖かったよね。」
そう言うと風花は和己を優しく抱きしめる。
「優花の代わりにはなれないけど、今日は私に甘えなさい。」
風花は優しい目で和己を見つめ、和己は風花の腕の中で再び夢の世界へ旅立って行った。
「可愛い寝顔ね……」
風花はそう言って和己の髪を撫でる。
「んぅ……」
和己は眠りながら、風花に甘えるようにくっ付いていく。
「ふふ……」
その姿を見て風花は微笑み、今度は頬を撫で、
「髪はサラサラで、肌は滑々で……女の子みたい……。私でも羨ましくなっちゃうわ……」
と呟く。
「さて……そろそろ私も眠るとしますか……」
風花はそう言うと、横になりそっと目を閉じた。


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