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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 90

得点が隠された。体育祭はクライマックスに入ってきた。
『お待たせ致しました。中等部最後の種目、「4人×100m」選抜リレーです。』
「わあぁ〜っ!」
大歓声に包まれる校庭。
「位置について、用意……」
パァン
一斉に走り出すランナー、一周400mのトラック、早くもアンカーにバトンが渡る。そのアンカーの一人が沙耶である。
「ワアアァ〜ッ!」
「キャ〜ッ!」
悲鳴と歓声の中、沙耶がゴールテープを切った。
「おめでとうございます!中等部の最後を飾ったのは百合宮沙耶さんです!」
パチパチパチ
拍手が沸き起こった。

高等部の4人×200m選抜リレーも終わり、表彰式と閉会式が執り行われる。

「皆さんお疲れ様でした。最後に閉会の言葉を校長先生からいただきます。」
「優勝チームの栄誉を讃えると共に、全員の健闘に賞賛を送ります。そして、結果だけでなく、そのプロセスの大切さを胸に刻み、体育祭の終了を宣言します。」
こうして体育祭は終わった。
「美雪ちゃん、風花、楽しかったわね。」
「ええ、お姉さま」
「偶には良いわね」
体育祭が終了し娘達の活躍が見れて香奈と美雪と風花は大喜びであった。
「あれ、優花は?」
「和己君でも探してるんじゃない」
「和己は教師ですから、色々ありますからね」
優花の姿が無い事に香奈は気付くが、直ぐに和己を探しに行ったのを気付く。
「じゃあ私は先にロードスターで帰るわね。ママも乗っていく?」
「そうね。お願いするわ。」
風花は香奈を乗せて一旦百合宮家へ戻る。
「じゃあ私は和己と優花ちゃんを待ちますね。」
美雪がそう言うと、そこに娘達がやって来た。
「ね〜私の活躍見た〜?」
一番に言ったのは沙耶である。
「ええ、頑張ったわね。」
「私だって頑張ったのに。」
「永子だって〜一生懸命だったよ〜。」
優奈と永子の言葉に美雪は
「そうね。貴女たちも頑張ってたわ。もちろん愛もね。」
と娘達の頭を撫でる。
「……私は……そんなに……」
「愛は裏方で頑張ってたよね。」
愛が俯きながら言った言葉に優奈が長女らしくフォローを入れた。
「あ、お義母様。」
「優花ちゃん。」
優花がやって来た。
「和己君ももうすぐ来ます。先生方はお食事会に行くそうですが、和己君は欠席するそうです。」
「そうなの?出席して来ても良いのよ?」
「和己君に伝えてきましょうか?」
「う〜ん……」

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