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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 89

男子の組体操が始まった。
男子はまだ少ないとは言え、中高を合わせればそれなりの数になる。
ピッ ピ〜ッ
笛の合図でピラミッド、タワーなどを作っていく。
「凄いね。」
「あのコ、結構高い所よね。」
保護者に呟きも漏れる。
ワァ〜ッ パチパチパチ
歓声と拍手の中、組体操は終わった。
『続きまして女子の創作ダンスです。中等部のAグループからどうぞ。』
♪♪♪
軽快な音楽と共に女生徒が駆け足で出て来た。
校庭の中央で側転、それを合図にしたかのように次々に生徒が走ってくる。
「さすが創作ダンスだ。」
和己は呟いた。
その頃香奈はビデオを回し、風花はカメラを持ってその様子を撮影していた。
(あ、沙耶ちゃん発見。)
二人は娘達の姿を逃すまいと頑張っていた。
「全く……ママもお姉ちゃんもあんなに必死になって……」
優花が呆れて呟く。すると美雪が
「優花ちゃん、まあ良いじゃない。」
と言う。
「お義母様……」
「私たちはここでゆっくり見ましょう。」
二人は日陰でゆっくりとダンスを観ていた。
『続いて創作ダンス。中等部のBグループです。』
ドドン ドンッ ダッダーン
打楽器の音がする。そこへ宙返りをしながら入ってくる生徒。それに続いて他の生徒も一斉に入ってくる。そしてチアリーディングの如く人間タワーを作るなどしていく。
「凄いわね。」
「圧巻だったわ……」
客席から感嘆の声が漏れる。
「あれ?頂上ってもしかして……」
日陰でダンスを観ていた優花が呟く。それに続いて美雪が
「永子ちゃん?」
と言う。
応援席で上を向いてビデオを回す香奈。永子の晴れ姿を撮ろうと必死であった。


体育祭は続く。
『教員対抗の借り物競争です。』
パーン
和己もこの競技に参加した。 
「え〜と……『客席から美熟女』……如何しよう……」
和己は香奈を連れてこようとしたが
(いや……香奈さん怒るよね……じゃあママ?う〜ん……)
思案していた和己だが、
(ママごめん。)
心の中で謝ると客席に走っていく。
「ちょっと借り物競争だから来て。」
そう言いながら香奈の前を横切ろうとする和己。その時チラリと和己の手にある紙が香奈の視界に入った。
(え?美女?)
「和己君、美雪ちゃん!ストップ!私が行くわ。」
「え?」
「良いから!!」
やや強引に割り込んだ香奈。和己はそんな香奈を連れて壇上に上がる。
「はい。『美熟女』ですね。合格です。」
「え?美熟女……そうだったの?」
自分で割り込んでおいては何も言えない香奈であった。


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