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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 88

三段重ねの弁当箱が置かれ、おせち料理のようになって居る。中身は一段目が全面海苔弁当状態となり、二段目には肉団子や揚げ物、煮物が入れられている。三段目には甘味やフルーツが入っているという状態だ。
「さ、僕も頂くね。」
和己も箸を取った。
「熱いお茶と紅茶、コーヒーも持ってきたわ。」
風花が魔法瓶の水筒を取り出す。
「それと貴女達には替えの水筒。」
優花が娘たちに水筒を渡す。
「そろそろ食休みするね。」
優奈が言うと沙耶と愛が和己に甘える様にもたれかかる。
「あ〜お姉ちゃん達ズル〜イ。」
永子は頬を膨らませるが、
「じゃあ私が抱っこしてあげる。」
美雪が永子を抱き締める。
「わぁ……ふかふかおっぱい〜。」
「しょうがないわね。」
長女の優奈はそう言うが、やや寂しそうである。
「お姉ちゃんだからってあんまり我慢ばっかりしなくても良いのよ。でも、今は愛ちゃんの頑張りに免じて許してあげましょう。」
優花は優奈にそっと囁いた。愛が率先して和己に甘えたことに優花はちょっと驚きつつ、ほほえましく思っていたのだ。
「ふふふっ。」
和己は自分によっかかる沙耶と愛をみて思わず微笑む。
「二人ともパパが好きなのね」
「うん大好き」
「………」
風花が、沙耶と愛に和己の事が好きかと言うと、沙耶は素直に答え愛は恥かしいのか顔を真っ赤にしてこくんと頷く。
この年頃の娘の殆どは父親を嫌うのに珍しいことである。
「沙耶にしろ家の娘達はみんな僕の事が好きだね」
「えっパパ可愛いし優しいから」
「ママが怒る時、何時も助けてくれるから」
「・・・・・・優しい」
「守りたくなっちゃう」
和己は自分になつく娘たちに理由を聞くと、娘達は和己が好きな理由を口々に言う。


『間もなく、午後の部が始まります。組体操、創作ダンス参加者は入場門へお集まりください。』
アナウンスが流れた。
「じゃ〜永子達は行くね〜。ホラ〜お姉ちゃん達も〜」
永子が立ち上がり、優奈、沙耶、愛も後に続く。
「行ってらっしゃい。」
美雪が優しく言う。
「お弁当は綺麗に食べ終わったわね。」
香奈が感心する。
「では私が持って帰り、洗いますね。」
「あ、良いわ。車呼んであるし、メイドに電話して、お弁当箱が戻ったら洗うように言っておいたわ。」

『お待たせ致しました。これより午後の部が始まります。』

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