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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 83

その夜、約束通り愛と永子が和己と一緒に寝る。
「ねえ……パパ……手握って。」
「じゃ〜永子も〜。」
和己は右手で愛と、左手で永子と手を繋ぐ。
「エッチなことはしないから〜くっ付かせてね〜。」
永子が和己の体に抱きつくと
「私も……」
愛も和己のパジャマをギュッと握り締め、和己にくっ付く。
「ふ、二人とも、明日は予行だから早く寝ようね。」
和己は何とかそう言い目を閉じた。
なぜなら昨日のように優奈達を意識して眠れなくなるからである。
それでなくても和己は最近発育中の娘にどぎまぎしてたから。

「和己君、どうしてるかな?」
和己が寝室で悶々としながらも寝ている頃、優花は娘に和己をとられて不服なようである。

「あぁん……和己君……」
優花は空想の中で和己を抱き締めた。


翌朝、和己は蒼い顔をして起きてきた。
「あ、和己お早う。顔が真っ蒼よ?」
美雪が和己を気遣う。
「ママ、お早う。殆ど寝てないんだ。」
「全く……あの子達相手だと寝られないのね。」
「……うん……」
「ちょっと待ってなさい。」
美雪はミキサーに果物やスパイス、牛乳などを入れなにやらドリンクを作った。
「はい。元気が出るわよ。蜂蜜はお好みで入れなさい。」
「あ、ありがとう。何入れたの?」
「企業秘密よ。」
和己はそのドリンクを飲み、トーストとベーコンエッグを食べると、学校へ向かった。

「これより聖エルフェディア中学、高校合同体育祭予行を行います。体育委員長より挨拶。」

「続きまして……大縄跳びです。」

「ただいまより昼の休憩です。」

「選抜リレーの選手は入場門へ……」

慌しく体育祭予行は終了した。

帰り、例によって娘達はリムジンで和己を待つ。
「何かくたびれたね〜。」
「沙耶、そんなんじゃ持たないわよ。」
「永子も疲れたよ〜。何で優奈お姉ちゃんは〜そんなに元気なの〜?」
「沙耶は全員参加以外に三種目出たし、永子は応援合戦で頑張ってたからね。」
「私は……あんまり……」
愛がすまなそうに言うが、
「愛だって頑張ってたわよ。こういうのは得手不得手もあるんだから、努力が大切よ。」
と言う優奈。最早年長の姉のようだ。

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