ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 82
夕食後、優奈と沙耶は和己と寝たいと優花に申し出た。
「ママ、エッチなことはしないから。ね?沙耶もそうでしょ?」
「絶対に〜パパに酷い事は〜しないから〜。」
「……そうね。『パパと二人』は駄目だけど、優奈が居るならOKよ。」
結構簡単にOKが出た。そして優花はこの夜、香奈、美雪と三人で川の字になって寝ることにした。
「パパ大好き。」
グリグリと和己の腕におでこを押し付ける優奈。
「私も〜大好きだよ〜。」
沙耶も負けじと和己に抱きつく。
「二人とも……僕のパジャマを……あんまり引っ張らないで……それにくっ付き過ぎ……」
「でも今日はパパと3人で寝て良いんでしょ?」
「確かに優奈の言うとおりだけど……」
「じゃ〜もっとくっ付くね〜。」
「沙耶……限度を持って……」
優奈と沙耶は学校で体育祭の練習があったため、疲れておりすぐに寝息を経て始めた。しかし、
(こんなに抱きつかれたら……眠れないよ……)
毎晩優花と抱き合って寝ていたが、それとは違う背徳感も手伝って、和己は興奮しっぱなしであった。
(娘なのに……欲情しちゃうよ……優花お姉ちゃん……ごめんなさい……)
まるで優花を裏切るような気分になった和己は涙を流し、心の中で優花に謝り続けた。
(勃起しちゃって……でも……射精できない……助けて……)
和己は悶え苦しみながら、長い夜を越し、やっと朝を迎えた。
「優奈、沙耶、僕は先に起きるね。」
和己は逃げ出すように布団から出ると、二人から隠れるような位置で着替え、食卓に向かった。
「あ、和己君お早う。大丈夫だった?」
食卓に居る優花が訊く。
「あんまり眠れなかった。……お姉ちゃん……ごめんなさい……」
「え?なんで謝るの?」
「娘に欲情するなんて……それに……お姉ちゃんとなら眠れるのに……優奈と沙耶が一緒だと眠れないなんて……」
「ふふ、それは私のほうが安心できるって事でしょ?」
優花はそう言い、和己の頭を撫でる。
さて、この日の帰りも4人の娘と和己はリムジンで百合宮家へ帰る。その車中
「ね〜永子たちのクラスね〜大縄跳び51回までいったよ〜。」
沙耶が体育祭の練習の話を振る。
「そっか。明日は予行だったね。」
予行の翌日が体育祭で、翌日の日曜、体育の日、体育祭振り替え休日と三連休になる様な日程になっているのだった。
「じゃあ明日は頑張ってね。」
「何で他人事みたいに言うの?」
優奈が和己に聞き返す。
「ははっ。そうだったね。」
キッ
「到着いたしました。」