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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 68

昼食後、絵美が百合宮邸を訪れた。既に昨日の時点で優花が電話で香奈に伝えていたのだ。
「絵美姉さま、お待ちしていました。」
優花は満面の笑みで迎える。
「わ〜絵美お姉ちゃんだ〜座って座って〜。」
沙耶が椅子を勧める。
「ええ、ありがとう。」
絵美が椅子に座ると
「どうぞ……熱いので……気を付けてください……」
と愛がお茶の用意をする
「それにしても皆大人になったわね……」
絵美は娘達を眺めて呟く。
「ええ。お蔭様で。そちらは如何ですか?」
「まあ、ぼちぼちね。」
言葉を濁す絵美。話したくない様子だ。
そこへ永子が
「ね〜お膝の上に座って良い〜?」
と絵美に言う。
「良いわよ。いらっしゃい。」
「わ〜絵美お姉ちゃんありがと〜。」
「永子、あんまり迷惑かけないのよ。」
優花が優しく諭すが
「まあまあ良いじゃない。」
と笑顔の絵美。優奈と和己は苦笑するばかりだ。
「しょうがないわね。」
溜息混じりに言う優花。平和な一時である。
「所で和己君は同席しても平気なのね?」
「ええ。」
和己が言葉少なに頷く。
「もう絵美姉さまを信用してるんですよ。」
「え〜パパと何かあったの〜?」
絵美の膝の上から永子が訊くが、
「ふふ、内緒よ。」
絵美はそれだけ言い、永子の頭に手を乗せた。
「気になるわ……」
優奈も心に引っかかったようだ。
「誰しも知られたく無い過去があるのよ。」
優花が言うと
「きっと和己君は封印してるわね。」
と絵美も笑った。
「クッキーが焼けましたよ。召し上がってください。」
美雪が手作りクッキーを持って来る。
「いただきます。」
絵美が手を伸ばす。
「わ〜ママの手作りクッキーだ〜。」
「ママはお料理の天才ね。」
永子と優奈がそう言うと
「沙耶ももらうね〜。」
「じゃあ……私も……」
沙耶と愛が手を伸ばす。
「和己君は食べないの?」
絵美が和己に言う。すると和己が答えるより前に
「はい。パパの分。」
と優奈が皿にクッキーを取り、和己の前に差し出した。
「あ、優奈ありがとう。」
和己もクッキーを食べ始める。
暫し談笑し、絵美も含めた10人と言う大人数で夕食を取った。
「ご馳走様。美雪さんの料理は凄いですね。」
「設備がちがうのよ。」
美雪はそう言う。
「御謙遜を。」
絵美はそう応え微笑む。

「さてと……せっかくだしトランプでもしましょう。」
後片付けが終わり、10人で大富豪を始める。人数が多いので、トランプを2セット使うという工夫をした。

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