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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 64

「ねえパパ〜、そろそろお夕飯に行こ〜。」
「そうだね。何が食べたい?」
「何でも良いよ〜。」
「う〜ん……」
「パパにぬいぐるみ買って貰っちゃったから〜ファーストフードでも良いよ〜。」
「じゃあケ○タッキーにでも行くか。」
少し歩くとすぐにKFCの看板を見つける。
「あ〜居た居た〜。『食わない、三ダースおじさん』だよね?」
「……ん?ああ、カーネル・サンダースね。」
「あ〜それそれ〜。」
そんな話をしながら店に入る和己と永子。
「いらっしゃいませ。こちらでお召し上がりでしょうか?」
「はい。」
「かしこまりましたご注文をどうぞ。」
「先に永子が好きなの頼んで良いよ。」
「え〜とね〜……じゃ〜スマートバリューの特盛りチキンセット。サイドメニューはコールスローで、セットドリンクにメロンソーダのMサイズ。チキンナゲット(5ピースで1セット)、それからカスタードプディング。永子は以上だよ〜。パパは〜?」
「てりやきツイスターセット。ドリンクはQooすっきりオレンジ、それとコーンサラダ。僕は以上で。」
和己はそう言い5千円札を差し出す。
「かしこまりました。お会計失礼致します。18番の番号札でお待ちください。」
永子は和己が注文を終えると
「え〜?それだけなの〜?お夕飯だよ〜?」
と言う。
「揚げ物ってお腹にたまるから、あんまり沢山は食べられないんだ。それに僕が少食なのは知ってるでしょ?」
「それじゃ〜持たないよ〜?」
「食べ終わって3時間位なら持つよ。」
「そうかな〜?」
「お待たせ致しました18番の番号札でお待ちのお客様。」
「あ、はい。」
和己と永子はトレイを受け取って席につく。
「いただきま〜す!」
言い終わらないうちにチキンにかぶりつく永子。口の周りが脂でベタベタになるのを気にしていない様子だ。
「永子……少しは行儀良く……」
「こういうのは〜豪快に食べるのが美味しいんだよ〜。それに〜せっかくママがいないんだし〜……あ……」
「はぁ……今度からママと3人にしようか?」
「そればヤダ〜。パパと二人が良いの〜。お行儀良く食べるから〜。」
永子に限らず娘達にとって優花は厳しい母親なのである。

ポツ、ポツ、ポツ
パラパラパラ ザザァ〜ッ
「あ、雨が降ってきたか……」
「え〜残念〜。」
「ゆっくり食べながら少し様子を見てようか。」
「そうする〜。」
永子は心の中で早く天気が回復することを願ったが、一向に雨は弱まらない。そんな事をして居るうちに二人とも食べ終わってしまった。
「ね〜パパ、今日はもうおしまいなの〜?」
「う〜ん……そうだね……残念だけど……」
「ふみゅぅ……」
残念そうにそう呟く永子。
「今度埋め合わせをするからさ。」
二人はハイヤーを呼び、百合宮邸へ戻った。


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