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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 37

すると永子が
「私は〜ずっとママは〜ママって呼ぶ〜。それで〜『おばあちゃん』って呼ぶのはやめにして〜『香奈お母さん』って呼ぶね〜。」
と言う。比較的立ち直りの早い永子である。それに続けて
「私も……ママはママのままで……『美雪お母さん』って呼ぶわ……」
愛が言う。
「私は〜……なんて言うか〜……納得したな〜。時々風花さん……じゃなくて『風花お母さん』に似てる気がしたから〜。」
沙耶も永子同様立ち直りが早いようだ。
「なんだか私だけ……沙耶と愛と永子に…悪いな……」
少しだけ罪悪感を感じた優奈であった。

ややあって全員が落ち着きを取り戻した頃である。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った。
「はい。今開けます。」
インターホンで応える和己。玄関へは優花が向かった。
「毎度ありがとうございます。ご注文のピザお持ちしました。」
「ありがとう。」
優花は会計を済ませる。
「ピザが来たわよ〜。温かいうちにいただきましょう。」
「わ〜沙耶シーフードが良い〜。」
「永子は〜マルゲリータ。」
「私……クアットロ・スタジョーニ。」
一人だけ遠慮している優奈を見て
「優奈、難しく考えなくて良いんだよ。今までどおりにしていて欲しいな。」
和己がそう言って優奈の頭を撫でる。
「うん……パパ、ありがとう。」
一方優花は
「はいはい、切り分けるから飛びつかないで。」
娘達を制する。本当の親子ではないにしても、母親として育ててくれた優花に対する娘達の気持ちは、今までと変わらない様だ。
ピンポーン
また玄関のチャイムが鳴る。
「は〜い。」
風花が出て行く。
「毎度っすし屋です。」
風花が注文していた寿司が届いた。
「優花が作るケーキだけだと思ってたのよ。ピザを注文してたとは思わなかったわ。」
風花がそう言いながら寿司桶を持って来る。
「わ〜お寿司だ〜。」
「ママの〜お誕生日に〜食べたばっかだけど〜でも沙耶お寿司好き〜。」
「そう。良かった。」
風花は寿司をテーブルの真ん中に置く。そして、
「ピザも切れたわよ。」
優花はビザをテーブルに置く。
「あらあら……結構混雑してきたわね。」
そう言いながらオーブンからローストビーフを取り出す美雪。
更にしめじ、マッシュルーム、まいたけなどのキノコグラタンスープが出される。
「もう座ったら?」
香奈が言う。
「ええ、そうしますね。」
美雪が座る。
「これポットパイみたいになってる。」
優奈が驚く。
「ふふ、パイ皮は上だけだけどね。でもパイ皮を破ると中はスープになってるわよ。」
そんなことを言いながら食事が始まった。

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