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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 35

土曜日になった。和己は優花と共にデパートへ行き、4人の娘の誕生日プレゼントを買うことにした。
「何が良いかしらね……」
「う〜ん、あ、優花さんQUOカードは如何ですか?」
「……ん?」
「QUOカードなら加盟店も多いですから……」
「今なんて呼んだの?」
やや低い声で言う優花。
「あ……優花お姉ちゃん……ごめんなさい……」
「それと敬語も使わなで。」
「うん……お姉ちゃん。」
「宜しい。……あ、QUOカードね。良いんじゃないかしら。じゃあ5千円分ずつ買おうか。え〜と……金券ショップは何処だったかしらね……」
優花がそう呟くと和己はデパートの地図を取り出し、
「お姉ちゃん、1階の西エレベーター横みたいだよ。」
と言った。
「いつも用意が良いわね。」
優花はそう言うと和己の手を引き歩き出す。
「それから……ケーキはお義母様が作るって言ってたし……」
「あ、優花お姉ちゃん、あそこだよ。」
和己は金券ショップを見つけ、そう言った。
「え〜と……QUOカード五千円のを4枚、プレゼント用に包装もしてください。」
優花がカウンターで言う。
「かしこまりました。19400円頂戴します。」
「え?」
優花が聞き返したのを見て和己が
「お姉ちゃん、金券ショップだと額面よりちょっと安くなるんだよ。」
と言う。
「そうなの……ふ〜ん……」
優花はそう言いながら代金を支払った。
「ありがとうございました。またご利用くださいませ。」
プレゼントの用意が終わると
「今度は誕生日の食事ね。何が良いかしら……」
優花は独り言のように言う。
「お姉ちゃん、デリバリーピザにしない?」
和己がそう言うと優花は
「え?良いけど……なんでデリバリーピザなの?」
と応える。
「食べたことがないって言うだけなんだけど……ダメ?」
「ふふふ、お姉ちゃんも初めて。じゃあ頼もうか。明日の……お昼が良いかしらね?」
「うん。じゃあ頼みに行こう。」
和己と優花はデリバリーピザを注文し、家路につく。
帰り道で和己が口を開く。
「ねえ、お姉ちゃん……もう決心ついた?」
「……正直まだ怖いわ。……でも『あの子達が13歳になったら全て話す』って決めてたんだし……いつまでも隠すわけにはいかないでしょ?」
「……そうだね……」
「まあ、とりあえずはパーティーよ。」
優花は笑顔になり、和己の手を引いて百合宮家へ帰る。
「ただいま。明日はいよいよパーティーね。」



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