ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 33
「はぁ、はぁ……和己君……もっと……」
「お姉ちゃん……優花お姉ちゃん……」
力の限り抱き合う二人。和己の上に乗る優花は激しく腰を打ち付け、和己も最後の一滴まで射精する。
「あぁん……お姉ちゃん……」
何度となく射精した和己の体力は、既に限界を超えていた。しかし、最愛の優花のことを思うと、安易にやめることは出来ない。
「和己君……私止まらないの。ごめんね……」
ひしと抱き付く優花の目から流れる一筋の涙。
「お姉ちゃん……泣かないで……」
和己はそう言うと優花に深いキスをする。
「んぅ……和己君……」
優花の目から大粒の涙が零れる。
「お姉ちゃん?何で……」
「だって……和己君が優し過ぎるんだもん。」
優花は結合を解かずに和己に頬ずりする。
「和己君……大好き……」
「お姉ちゃん……僕もお姉ちゃんが大好き。」
二人は更に強く抱き合い、肌を密着させたまま動かなくなった。
(二人とも眠ったのかしら?)
扉の外で覗く香奈が引き返そうとしたときである。
「ねえ……和己君……もっとして……」
優花がそう言った。
(うそ……)
香奈は優花の貪欲さに驚く。
「う……うん……」
和己は優花に応え、優花に抱き付く。
「今度は下から和己君が動いて。あっ…あっあっ!そう……そのまま……もっとぉ……」
「うん……あんっ……あぁ……お姉ちゃん……」
「あぁんっ……和己君……はぁん……気持ち…良いっ……」
「あ、あっ……イク……イッちゃうぅ〜っ!」
「あぁんっ……お姉ちゃんもイクよ……」
ビクンッ
ビクビクッ
二人は全身を痙攣させ、果てる。
「くううぅ〜っ……」
和己は何度目かの空砲を放ち、その快感と共に来る苦痛に堪える。
「はぁっはぁっ、はぁ……はぁ……和己君……」
「はぁっ、はぁっ……優花お姉ちゃん……」
それでも絡ませ合った四肢は離さない。結合も解こうとしない。
「和己君……キスして……」
「ちゅうぅ……」
「んん……チュパチュパ……」
「チュッ、チュパ……んっ…」
舌が絡み合い、卑猥な音が響く。二人の夜はまだ終わらない。
「和己君……」
「優花お姉ちゃん……」
「和己君……もっと……もっとして……」
優花は汗まみれになりながら和己を抱き締める。
「お……お姉ちゃん……もう……出ないよ……」
「出さなくて良いから……」
「うん……ありがとう……お姉ちゃん…優しいね……」
そこまで言うと二人は目を閉じ、肌を更に密着させる。
「お姉ちゃん……好き……」
「私も和己君の事大好きよ。」
「んぅ〜お姉ちゃぁ〜ん……」
和己は優花に力一杯抱き付き、頬ずりをし、優花の頬にキスをする。
「そこじゃないでしょ。」
優花はそう言って
「ちゅうぅ〜っ!」
和己の唇を奪った。