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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 16

「次は展望台よ。」
優花が歩き出す。
「パパ、食べ足りないんじゃない?」
優奈がそう言うが、
「大丈夫。ザワークラウトも食べたし、優花さんからドリアもらったし、それにこの後そこら辺で何か買って食べるでしょ?」
「サワークラウトじゃないの?」
「優奈……そっちに突っ込むか……。あ、サワークラウトは英語読みだよ。ドイツ語読みするとザワークラウト(Sauerkraut)だよ。」
話しているうちに展望台に着いた。
「う〜ん……なんだか気分が良いわ。」
優花が独り言のように言う。その優花の美しさに一瞬見惚れる和己。
「ねぇ〜、ねえパパってば〜!」
「あ、ゴメン。永子如何した?」
「パパこそ〜ママに見惚れて如何したの〜?」
逆に質問を返す永子。
「あ、ゴメンゴメン。ママが呆けていたから心配してくれたんでしょ?」
和己をフォローする優花。
「見て見て〜。あのお船って〜さっき乗った奴だよね〜。」
沙耶が身を乗り出すと
「沙耶、危ないよ。」
と言う優奈。
「数日しか違わないけど、やっぱり優奈はお姉ちゃんなんだね。」
和己は感心して呟いた。
「さてと、一旦お手洗いに行きましょう。」
と言う優花。
「じゃあ行っておいで。僕が荷物預かっておくから。」
「じゃあ和己君お願いね。」
優花はそう言うと優奈、沙耶、愛、永子を連れてトイレに向かった。

「そろそろ降りようか。」
優花が言う。
「ママ〜次は何〜?」
「お化け屋敷よ。だから貴方達の為におトイレに行っておこうって言ったの。」
優花が笑う。
「沙耶はへーきだよ〜。」
「じゃあジェットコースターに行こうか?」
和己が言うと
「あ〜ん!パパごめんなさい!」
沙耶は慌てて謝った。
「ふふっ。」
優花はそんな沙耶の姿に微笑を漏らした。
「あ、あそこだ。ママ、見つけたよ。」
優奈がお化け屋敷を見つけた。
「結構大きいんだね。」
和己がそう言うと
「和己君怖いの?」
と優花が言う。
「怖くないって言ったらウソになるよ。」
「じゃ〜守ってあげる〜。」
永子が和己の手を握る。
「私も〜。」
沙耶も抱きつく。
「良いなぁ……」
そう呟く愛に優奈が手を出す。
「後で一緒にパパに甘えよう。」
それを見て和己は
(やっぱり優奈は長女だな)
と感心していた。
お化け屋敷に入る。
「おやおや?お客様ですか?」
上から首が覗く。
「わ〜っ!!ろくろ首〜っ!!」
永子は腰を抜かした。
(やっぱり香奈さんの血を引くだけあるな。)
和己はそう心の中で言う。更に優花が
「『守ってくれる』って言ったほどでもないわね。」
と言う。
「やっぱり怖いよ……」
永子はすっかり怯えきっている。

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