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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 13

「遊覧船の次はボールプールね。」
優花はそう言って先へ進もうとする。
「ママがちゃんと計画立てて来たんだね。」
優奈が感心する。
「ふふ、計画無しに来ると歩く距離が長くなりすぎるからね。貴方達も大変でしょ?」
優花は笑顔で言う。
「どうぞお入りください。」
係員が優奈、沙耶、愛、永子を案内する。
「私達はそこのベンチに居ましょうか。」
優花は和己の手を引く。
「うん……優花お姉ちゃん。」
「ふふ、ありがと。」
「わ〜っきゃ〜!」
声を挙げる永子。それを見た優奈が
「はしゃぎすぎだよ。」
と言う。
「でも〜楽しいよ〜。」
沙耶も大喜びだ。
「埋まっちゃうよ……でもこれ凄い……」
愛はおっかなびっくりな様子だが、それでも楽しんでいる様子だ。
「そろそろだね。あ、お姉ちゃん、僕ジュース買ってくるね。」
和己はさりげなく「お姉ちゃん」と呼ぶ。この辺りが和己の心遣いである。

「楽しかったわ。」
満面の笑みで出て来る優奈。
「私も〜。」
永子も笑顔だ。
「お家にもあったらいいな〜。」
沙耶も気に入ったようだが、
「…でも…ちょっと疲れた……」
と言う愛。
「4人とも、ジュース買っておいたよ。」
和己が4人にジュースを手渡す。
「こっちに座りなさい。」
ベンチにシートを敷き、優花が4人を座らせる。
「ゴクゴクゴク……ぷはぁっ。美味し〜。」
永子は豪快に飲む。
「うん、これ美味しい。」
優奈も頷く。すると沙耶が顔を上げ
「パパ〜これ何ていうの〜?」
と訊く。和己は
「ん?何だと思う?」
と質問を返した。
「……桃かな?」
愛が呟く。
「正解。ピーチネクターだよ。」
「へ〜覚えとこ〜。」
永子はメモしている。その内香奈辺りにせがむつもりであろう。
「そろそろコンサートよ。」
優花が立ち上がる。ジュースはペットボトルなので蓋をしてバッグにしまうことが出来た。
「さてと……」
優花は敷物を畳む。
「すぐそこよ。」
計画を立てて進んだ結果、移動距離が少なくなり、効率も良いようだ。
「こんにちは。いらっしゃいませ。」
係員が入り口で挨拶する。和己は一日フリーパスを見せ、入場する。
「前の方に行こう。」
優奈がそう言い、舞台に向かって左から和己、永子、沙耶、愛、優奈、優花の順に座った。

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