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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 104

「頂きます。」
「頂きま〜す。」
「頂きます…永子……起きてる?」
「え?あ、い、頂きます。」
四人の娘達が朝食を始め、和己、優花、香奈、美雪、風花も食事を始める。
「ねえ、何で今日はお姉ちゃんが朝食作ったの?」
優花が訊く。
「さっさと作って早く片付けたいからよ。」
「確かに。連休の最終日、きっと高速道路は渋滞してるわ。」
風花の言葉を香奈が引き取った。

そして九人は御抱えの管理人に後片付けを任せ、帰り支度を済ませるとリムジンを呼び、葉山を発った。
リムジンは逗葉新道路と横浜横須賀道路、国道16号を経由し、横浜町田から東名に入った。
「凄い混みようね......」
香奈はそう呟くが、四人の娘達は美雪に手品や綾取りを見せてもらいながら、時間を潰し、和己と優花は娘に気を遣いつつも、手を繋ぎ、恋人気分に浸っていた。
「Zzz……」
朝食を作った風花はうたた寝を始めた。
車はゆっくり前進しては居るが、ハイウェイラジオの情報ではこの先もかなり混雑している様子だ。
「おばあちゃん、私少し寝るね。」
優奈の瞼が落ちた。
「私も〜。」
沙耶も眠気が来た様だ。
「貴方達も少し寝たら?」
美雪が促すと、永子が美雪の膝枕で眠りに落ちた。
「私は……まだ……眠くないな……」
「じゃあこっちにいらっしゃい。」
最後部の座席から優花が愛にそう言った。美雪を休ませたい気持ちもあったのだろう。
「うん……」
愛は優花と和己の間に座る。
「パパ……手、握って……」
「今だけだよ。」
和己が愛の手を握ると
「優奈お姉ちゃん……沙耶お姉ちゃん……永子……ごめんね……。今だけは……独り占め……させて……。」
と呟くように言う愛。
「ふふ。」
微笑む優花に
「ママ……ごめんなさい……」
と言う愛。
「え?」
「だって……せっかく久々の……ラブラブ気分を……」
「子どもがそんな事言わないの。」
優花は苦笑して愛の頭を撫でた。


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